今回は、『透析の病院(クリニック)の看護師に転職!未経験者や新人の志望動機はどう書く?』というタイトルでお送りします。
看護師として初めて就職した科というのは、大きな病院の場合は必ずしも自分の希望した科に配属されるとは限りませんよね。
私も初めて就職し配属された科は循環器病棟だったのですが、その中に12床ほどの透析室があり、数名の看護師がローテーションで数ヶ月毎に透析室の勤務を任されていたんです。
当時の透析の器械はまだまだ古くて全て手動だったので色々と難しく、透析室勤務がとても嫌だったのを思い出します。
でも、これが転職となると、自分が行きたい病院の科やクリニックを探して就職できるので、ある程度希望に沿った科で働くことができます。
そういった面では自分の希望通りの職場で働けるわけですから、やる気も湧いてきますね。
透析の病院やクリニックの場合、透析経験があると即戦力にもなるので優遇してもらえることも多いです。
そして、未経験者でも歓迎している施設は多くて、やる気さえあれば学ぶことも多いので、とてもやりがいのある科だと思います。
今回はそんな透析の病院やクリニックの看護師に転職したい時に、履歴書の志望動機はどう書くかについて説明していきたいと思います。
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未経験者や新人が透析病院(クリニック)の看護師に転職する際に志望動機はどう書く?
未経験者や新人看護師の場合、透析の経験があるかないかということはもちろん事前に確認されることですし、それでも自分なりの理由があってその病院で働きたいということを伝えていくといいと思います。
ではその理由、いわゆる志望動機とはどんなことでしょうか。
例えば…
- 日曜日がほぼ休みであるということ
- 定時に始まり夜勤はなく残業もあまりないこと
- 外来勤務の中でも給料が良いこと
- 単に透析の業務に興味があり透析看護を学びたい
など、これらの理由で転職したいという人が多いようです。
では、その志望動機別に分けて考えていきましょう。
①志望動機:日曜日がほぼ休みであること
透析はほとんどの施設が、月~土曜日の間で週3回の治療をしています。
例えば、『月・水・金』と『火・木・土』の2コースに患者を分けて行なわれています。
そして、2コースともそれぞれ午前・午後の部があったり、1コースのみ午前の部しか稼働させていないなど勤務体制はその施設によって違ってきます。
ただ、ほとんどの施設が日曜日は透析していません。
それが魅力的で転職したいと思う看護師もいるようですね。
ではそんな場合にはその志望動機をどう書いていけばいいでしょう。
例を挙げてみます。
ただ病棟勤務であったため、夜勤の回数も多く家族への負担も増えてきました。
そんな中、今回貴院で看護師募集をしていることを知り、透析経験はないものの以前より透析看護を学びたいという思いもあったため応募させて頂きました。
勤務体制的にも、日曜日がお休みであること、そして夜10時程度までであれば無理なく勤務できることなどから、仕事が長く続けやすいと思い応募致しました。
といった感じです。
では次の志望動機にいきましょう。
②志望動機:定時に始まり、夜勤はなく残業もあまりないこと
透析業務は、夜間透析をしている施設がほとんどです。
夜間透析といっても、夜間を通してずっとではなく、仕事をしてきた人のために夕方16時前後くらいから22時前後まで透析治療を行なっているのです。
時間帯は施設によって違いますので、希望する病院やクリニックがどういう体制で行なっているのかは事前にチェックしてみることをおすすめします。
また、透析は開始時間も終了時間もきちんと決まっていますので、その中で早出や遅出の勤務はあるものの、夜勤がそれより遅く終了するなどで起こる残業もほとんどありません。
例を挙げてみましょう。
しかし、〇〇病棟での勤務は日勤でも残業が多く定時には帰れないことが多く、急な日曜出勤や夜勤の交代などもあり、プライベートの時間も削られることが多かったのです。
そして、今回貴院が看護師を募集していることを知りました。
透析は初めてですが以前より透析治療への興味もあり、また勤務体制もきちんと配慮されていますので、プライベートと仕事との切り替えもしやすく、長く働きやすいと考え応募しました。
といった感じです。
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では次にいきましょう。
③志望動機:外来勤務の中でも給料が良いこと
給料が外来勤務の看護師の中でも、比較的良いということはよく知られているかもしれません。
一般外来、特にクリニックなどでは午前と午後の中休みが長い施設が多いです。
例えば、午前診療が13時に終了して、午後診療が始まるのが遅い施設だと17時からだと中休みが4時間もありますよね。
そんな一般外来に比べて、透析外来はずっと中休みなく勤務ができますし、夜勤手当や特殊勤務手当(*)の対象で危険手当等がつきますので比較的給料は高めです。
(*)特殊勤務手当(危険手当)とは、特殊な勤務をする職種について支給される手当の一部のことです。
でも、給料がいいからといった理由をそのまま志望動機に挙げるのはあまり好ましくないので、次のような例を挙げてみました。
そのクリニックは午前診療と午後診療の間の中休みの時間が長く、またパートでの勤務でしたので勤務時間も短かったのです。
そんな中、以前より興味のあった透析に関わる仕事の募集が目に留まり、また時間的にももう少し長く勤務したかったため、是非正職員で働きたいと思い今回応募することにしました。
といった感じです。
④志望動機:単に透析の業務に興味があり、透析看護を学びたい
このような理由はこのまま素直に書くといいですね。
では例を挙げてみます。
ただ、実習で透析看護を学んだり、実際に身内のものが透析治療をしていることもあり透析治療に関してもっと勉強がしたいと思い、今回応募させて頂きました。
器械のことや穿刺のこと、そして透析患者さんへの看護のことなどたくさん勉強することは多いと思いますが、頑張って覚えて長く勤めていきたいと思っています。
このような感じですね。
今まで挙げた例はどれも、透析治療や看護への興味を示し、そして長く勤務したいんだという思いを書き入れています。
透析の看護師は一般外来の看護師よりも不足していて募集している施設が多いと思います。
ですので、雇う側はなるべく長く勤務してくれる看護師に働いてほしいと思っています。
そこで履歴書などの志望動機には、なるべく「長く勤めたい」という思いを書くようにすると好印象になると思います。
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透析の病院(クリニック)の看護師に転職する際の志望動機についてのまとめ
今回は透析の病院(クリニック)の看護師募集で履歴書の志望動機をどう書くかについて例を挙げて説明してきました。
ではまとめてみましょう。
透析の施設で働きたい場合には、次のような志望動機で希望する例が多いと思われます。
- 日曜日がほぼ休みであるということ
- 定時に始まり、夜勤はなく残業もあまりないこと
- 外来勤務の中でも給料が良いこと
- 単に透析の業務に興味があり、透析看護を学びたい
これらについて上手くまとめる際のポイントとして、
- 透析経験はないが透析治療や看護に関してとても興味があること
- なるべく貴院で長く勤務していきたいと思っていること
など、これらをしっかり伝えることで好印象となるでしょう。
転職の際の志望動機の書き方については、本当に透析治療や看護について学びたいんだという思いが伝われば、ほとんど心配なく就職できると思います。
そして、就職してからもそれぞれの施設で新人看護師に対する教育プログラムなど教育制度が用意されていますので、しっかり学んでいくことができるでしょう。
希望の転職先に転職できることを願っています。