看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『看護師の資格でできる看護師以外の仕事は?資格を別の職種(転職)に生かせる?』というタイトルでお送りします。


私はかつて「看護師の資格を生かしてできる看護師以外の仕事はないものか…」

と色々調べまくっていた時期がありました。

当時の私は、病院での過酷な勤務が続く中、心身ともに疲れ切っていたんだと思います。

病院での過酷な勤務で心身ともに疲れ切っていた

勤務年数が増えるに伴って、指導や責任感も重い仕事も増えていきます。

それに、看護師の病院での仕事は患者さんに対するケアだけではなく、○年目研修や〇〇研究などの予定が毎月のようにビッシリ組み込まれていきます。

残業時間も多いですし…

と、その当時は疲れていたので、愚痴をあげればいくらでも出てきました。

でもそんな状況の時に、(私もそうでしたが)よく看護師さん達は、

「この看護師の資格を生かせて他の職種につけないものか?」と考えるんです。

今回は、そんな看護師の資格でできる看護師以外の仕事は何があるのかについて説明していきたいと思います。


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看護師の資格でできる看護師以外の仕事は?資格を別の職種(転職)に生かせる?

いきなり希望をなくしまうことを伝えるかもしれませんが、

「看護師の資格」でできる仕事、その資格を有効に使えて働ける仕事というのは医療関係以外にはほとんどありません。

現在では、病院やクリニック以外にも、看護師がその資格を使って働ける職場は多くなりました。

でもそのほとんどは看護師免許を使って、看護師の仕事をしています。

どんな大手の企業に入れたとしても、看護師の資格を使うということは企業内の「看護師の仕事」をすることになります。

看護師の資格があるから、企業の健康管理室等で雇ってもらえるわけです。
 

例えば、ある企業が1人の従業員(看護師ではなく)を雇うのに、企業に関係のない看護師の資格を持っているだけで何の経験もない人を雇うことはありません。

それよりもその企業の募集している条件に合う人、できれば経験のある人を雇いたいはずですね。

もし、看護師の資格を使うなら、どんな職場に就職しても看護師の仕事をするしかありません。

看護師以外の他の職種に就きたいと考えるならば、これまでの看護師の資格や経験はほとんど役には立ちません。

でもある意味、その気があるならイチから頑張って勉強すれば、どんな職業だってなれるということです。

そして、別の職種について頑張っている中で、これまで働いてきた看護師の仕事が役に立つことはあるかもしれません。

これはどんな職種につくかによっても変わってくると思いますし、役に立つ日が来るか来ないかはわかりません。

もし、看護師が別の仕事に就きたいと考えているのなら、しっかり自分に確認しておいたほうがいい点を次にあげてみました。

  • どんな仕事に就きたいのか、その仕事の勉強をイチからする気持ちがあるのか?
  • 就きたい仕事の給料は?その収入でやっていけるのか?
  • その職種はすぐに就職先がみつかるのか?
  • 今の看護師として働く職場が合わないのではなく、この職種が本当に就きたい職種だから転職したいのか?

 

これらについて自分の思いを確認しておいてください。

資格を別の職種(転職)に生かせる

実は私も転職したいと思い、悩みもがいていた時期があって色々調べてみたことがありました。

その時に思ったのは、これらの点をしっかり考えてから行動しないとダメだということです。

本当にたくさんの職種、様々な仕事がありますがどんな仕事も甘くはありません。

看護師の仕事が大変だとよく世間では言いますが、看護師以外にハードで責任の重い仕事はいくらでもあります。

どんな仕事でも、「はい、明日からできます」なんて簡単にできる仕事はあっても本当にひと握りだと思います。

ではそれぞれ、説明していきたいと思います。


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どんな仕事(職種)に就きたいの?その仕事の勉強をイチからする気持ちは?

どんな仕事もいきなりできるわけではありません。

基礎的な勉強はしておかないといけませんし、それが体力を使ってする仕事であるなら、その方法も誰かに教えてもらわないとできません。

例えば、簡単そうに見えるデスクワークでも、私達が思っているより複雑な作業をしている人もたくさんいるのです。

簡単そうに見えるデスクワーク
 

私達が看護師の資格をとるためにたくさん勉強をしたように、働いて報酬を得ようとするならばその職種の分野の勉強はしっかりしないといけません。

その気持ちがないということは興味がないということなので長続きはしないでしょう。

就きたい仕事のお給料は?その収入でやっていけるのか?

看護師の給料は女性の仕事の中でも比較的高めですよね。

もっと給料の高い職種は色々ありますが、日々の生活が十分できるお給料はもらっていると思います。

ですが、職種にもよりますが、一般のOLさんなどの事務職、または化粧品や衣類などのお店の店員さんのお給料というのは、病棟看護師で夜勤をしていた正職員の時のお給料のほぼ半分だと思っていてください。

就きたい仕事のお給料

もし能力給などで徐々に昇給していく制度になっているとすれば、最初のお給料なんて本当に思っている以上に低いと思います。

その辺りを事前に調査して、それでもやっていけるのか、生活していけるのかということを確認しておかないといけません。

その職種はすぐに就職先が見つかるのか?

例えば、自分がしたい職種があったとしてもそれまでずっと看護師をしてきたのなら、もちろん未経験と考え報酬もかなり少ないと思います。

ただ少ない報酬でもあればいいのですが、その前にまだ就職先がみつかっていない場合にはすぐに見つかるのかどうかが問題です。

数ヶ月は仕事がなくても蓄えがあるから大丈夫、という人ならいいのですがなかなか就職先がみつからなくて生活に困るということもありえます。

その職種はすぐに就職先が見つかるのか

厚生労働省が、公共職業安定所における求人、求職、就職状況を取りまとめて、一般職業紹介状況を毎月公開しています。

それによると、平成29年8月の有効求人倍率は1.52倍となっています。

※参考:厚生労働省ホームページより
「一般職業紹介状況(平成29年9月分)について」(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000181585.html)

 

有効求人倍率とは、仕事の数を仕事をしたい人の数で割ったものです。

1人あたり、1.52件の求人件数があるということですね。

この中の職業別に表したデータがありますが、看護師は2.82倍とやはり高い求人倍率になっています。

それだけ人員不足のためか、求人が多いです。

しかし、一般事務の有効求人倍率は0.30倍、そして販売業などで 1.82倍となっています。

看護師に比べたら、就職が難しい仕事になっていますね。

新卒看護師の就職とは違って、いくら事務経験があっても就職が難しい世界なのだということをわかっておかないといけません。

この職種が本当に就きたい職種だから転職したいのか?

転職した看護師さんの中には、随分前から転職を考えていて、時期を見て転職をしようとしている人もいるし、最近になって色々な面でストレスが溜まって転職をしたいと思うようになった人などもいると思います。

看護師という職業がどうしても自分に合わない、だから辞めて別の職種に就きたいと考えて転職を考えているのなら、その道で頑張ればいいと思います。

でも、この職種に就きたいのではなく、今の職場に問題があって別の職種に就きたいんだと思っている場合だと少し危険です。

なぜなら、どんな職場でも人間関係は色々ありますし、いやな看護師長の代わりに人使いが荒い店長だっているかもしれません。

夜勤がいやで辞めたとしても、一般企業で残業代の出ない残業をしている社員もたくさんいます。

日曜出勤を頼まれたりするかもしれませんし、客商売だとしたら客からのクレーム対応にストレスを抱えるかもしれません。

今の職場が合わなくて転職したい場合、また新たな職場で新たな問題が発生した時にストレスになる可能性はあります。

この職種が本当に就きたい職種だから転職したいのか

そうなると、どんどん職場を転々とすることになり、その履歴はやがては次の職場の面接に差し障ります。

「どうせ続かないだろう」と、面接さえもしてくれないことだってあります。

もし、新たな問題が発生した時でも、今度は転職を考えずに踏みとどまることができるという自信があるのならば、私は転職してもいいと思います。


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転職ではなく看護師として別の就職先を検討してみよう

もし、看護師の仕事は合うけれど、今の職場がどうしても自分に合わなくて転職を考えているのなら、全く別の職種を考えるのではなく、別の職場に変わることを考えてみてはどうでしょうか?

今は病院やクリニック以外にも看護師が働ける場所はいくつかあります。

例えば、

企業などの医務室・健康管理室
主に企業で働く社員の健康管理や健康相談、指導などを行ないます。

企業などの医務室・健康管理室の看護師
 

治験コーディネーター
主に、薬の治験をしたい製薬会社と治験に参加する患者さんの調整をするお仕事です。
看護師の就職先 治験コーディネーター
 

介護施設
デイケアセンター、老人保健施設や特別養護老人ホームなどの仕事です。
看護師の就職先 介護施設
 

保育所の医務室
保育所で、園児の健康管理をします。
看護師の就職先 保育所の医務室
 

検診中心で行なう検診センター
会社などで行なう健康診断を中心にしています。
看護師の就職先 検診中心で行なう検診センター
 

テーマパークの救護室
以前、知人がUSJで働いていたことがありました。
お客さんが多い時には大変みたいですね。
看護師の就職先 テーマパークの救護室
 

献血ルーム
主に献血を行なう仕事となります。
看護師の就職先 献血ルーム

 

このような仕事もありますし、探せばもっと出てくるかもしれません。

私は以前、職場に不満がありそこを辞めて他の職場に変わったものの、新しい職場で実際に中に入ったことで色々見えてきて「あー、何で辞めたんだろう」と後悔したことがありました。

「辞めなきゃよかった、ここはもっとひどかったな…」

なんて思ったことがありました。

でも、看護師という仕事の中で職場を変わるだけであれば、もし新しく行った職場が合わないのならまた他の職場を探せばいいんです。

一度は他の職場を覗いてみることも勉強になります。

そこで学ぶこともたくさんあります。

ですので、看護師という仕事に不満を持っていないのであれば、働く職場を変えることを考えてみてください。
 

そして、ある職種がすごく好きで「どうしてもやりたくて転職したい」と思っているのならやってみるべきです。

別の職種でイチから勉強して、ずっとその仕事を継続していくというのは本当にその職種が好きでないとできないことです。

好きであれば、多少の困難も乗り越えられます。

だから、どうしてもその職種が好きで転職したいのならばやってみるべきです。

やってみて失敗だと思ったなら、その時に考えればいいと思いますし、すぐに決めなくても、少し立ち止まってゆっくり考えてみてもいいと思います。

すこし立ち止まってゆっくり考える

今の看護師の職場を辞めてしまっているのなら、次をどうするか考える間になにか簡単なバイトをしてみてもいいかもしれません。

看護師とは関係のないコンビニやカフェの店員さんなど、簡単なアルバイトをしてみるとまた違う世界や考えも見えてくるでしょう。

またフツフツと看護師の仕事をしてみたい、ともう一度頑張ってやってみようかなと思うかもしれません。

看護師という仕事は心身ともに疲れる仕事だというのは、私も知っているつもりです。

なので疲れ切ったら、やはり休むことも時には必要なのです。
 

看護師の資格でできる看護師以外の仕事はあるのかなどについてのまとめ

今回は看護師の資格でできる看護師以外の仕事や転職などについて説明してきました。

では、まとめてみましょう。

看護師の資格でできる看護師以外の仕事はある?

看護師という資格を使ってできる仕事は看護師の業務内容の仕事になります。

全く違う業種の仕事で、看護師に資格や知識、技術を役立たせることは難しいと思います。

 

もし、職場環境や人間関係の不満で他の職種に変わりたいのであれば、まずは職場を変えてみることをおすすめします。

看護師が働ける場所は病院やクリニック以外にもありますので色々探してみましょう。

どうしても、看護師はしたくない、他の職種をしたいと強い思いがあるのならイチから勉強して頑張ってやってみるのもいいと思います。

やる気があればできると思います。

同時にもし、別の職種に変わって失敗したとしても、やる気があればまた看護師にも戻れます。

いずれにしても、色々考えてやったつもりでも失敗をすることはあるはずです。

そんな時には立ち止まってもう一度ゆっくり考えて歩き始めたらいいと思いますよ^^