看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『尿管結石の痛み止めに市販薬のロキソニンは効かない?座薬やボルタレンは?』というタイトルでお送りします。


尿管結石は腎臓や膀胱などにできる結石の中では特に痛いと言われている病気です。

本当に痛いです!

今回はそんなつらい痛みを伴う「尿管結石」について説明していきたいと思います。

尿管結石の痛み止めに市販薬のロキソニンは効かない
 

では、まず最初に尿管結石というのはどこにできる結石なのか、などについて少し説明しておきましょう。

尿管結石というのはどこにできる結石なのか

上の図にあるように、腎臓から膀胱までの通り道を「尿管」と言い、この尿管にできる結石を「尿管結石」と言います。

結石は、上の図にも示していますが、腎盂(じんう)・尿管・膀胱・尿道のどの部分にでもできます。

その中でも、尿管結石はかなりの痛みがあります。

結石がどうやってできるのかについては、まだまだ解明されていない部分も多いようです。

一般的にはミネラル物質が何かの原因で結晶となって、腎臓内に石のように固まってできてしまう病気だと言われています。

かかる年齢は主に30~40歳代ですが、若くてもかかる人もいます。

実は私自身も20歳の頃に尿管結石を経験し、その後も3~5年毎に数回再発を繰り返しています。

今回はその時の対処法なども含めて紹介していきたいと思います。

では、尿管結石の痛みは、市販薬のロキソニンで効くのでしょうか?



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尿管結石の痛み止めに市販薬のロキソニンは効かない?

尿管結石の痛みが出た時に、
ロキソニンなどの痛み止めを飲んで効いたというケースはかなり少ないと思います。

市販薬の痛み止め ロキソニン

私が経験してきて思うのは、尿管結石の痛みにロキソニンの効果はほぼない、ということです。

尿管結石の痛みはとても強いもので、あの出産するときの陣痛と同じレベルだとも言われています。

この痛みは疝痛発作(せんつうほっさ)と言って、結石が尿管を詰まらせることで尿が流れず、尿管が押し広げられて痙攣(けいれん)を起こすために痛みが生じると言われています。

この痛みが、数分から数時間続く人もいます。

もし、ロキソニンを飲んで「よく効いて痛みがなくなった!」などというケースがあったとしたら、

それは痛み止めが効いたのではなく、何かの拍子に詰まっていた結石が動いて出ていったからではないかと思います。
 

では座薬やボルタレンなどの痛み止めは効くのでしょうか?

尿管結石の痛み止めに座薬やボルタレンは効く?

ボルタレンというお薬はロキソニンよりも痛みを抑える作用が強いので、少しはましでしょう。

(少しはましだという程度だと思っておいてください)

そして、飲み薬よりも座薬のほうが効果が出るのが早いので、病院ではボルタレン座薬が処方されることは多いです。

市販薬の痛み止め ボルタレン座薬

病院を受診すれば、ボルタレン座薬でも効きそうになければ、もう少し強い痛み止めを注射してくれると思います。

私はこれまでに痛みが出た時は、いつも泌尿器科を受診してきましたが、その時はだいたい強い痛み止め効果のある筋肉注射を打ってもらっていました。

強い痛み止め効果のある筋肉注射

でも、何回も同じような症状で苦しんできて思うのは、どんなきつい痛み止めを使ってもあまり効かないということです。

私がそう強く思ったのは、3回目くらいの発作の時です。

どんなにきつい痛み止めの注射をしても、痛みがそれほど和らぐわけはなく、その薬の副作用だけ受けて気分が悪くなり、嘔吐(おうと)ばかりしていました。

結局は、結石が動いて尿管を通り過ぎてくれないことにはこのつらい痛みはとれないのです。

なので、どうにか尿管から結石が動いて、膀胱に落ちてくれることを願うばかりです。

もし、膀胱に結石が落ちてくれれば、後は尿道を通って尿と一緒に外に出て行きますので、しっかり水分を摂って尿量を増やして早く結石を出すようにするのみです。


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薬が効かない時はどうすればいい?

尿管の一番狭い部分は5mmくらいだといいます。

ですので、詰まってしまうとしたら5mmくらいの大きさで、その程度の大きさまでの結石であれば自然に動いて排出することが可能です。

そんな時には、水を多く飲んで、縄跳びなどの運動で結石を少しでも動かせるように身体を動かしてみてください。

縄跳びをして尿管結石の痛みを止める

私も少しでも石を動かそうとピョンピョン飛び跳ねていました(^^;

しかし、その時の痛みの程度によっては、飛んでる余裕もないほどにもがき苦しむので、状況に合わせてできそうならしてみてください。

私の場合、飛んでもなかなか動いてはくれませんでしたが…

そして、とにかく水分を摂って尿と一緒に流してしまうことが一番です。

気分も悪くて、口から水分はどうも摂れそうになければ、病院に行って先生に伝えれば点滴をしてくれることもできます。

どんどん点滴で水分を入れていけば、当然尿量は増えて、引っかかっていた結石は動きやすくなります。

 

私も結果的にはいつも痛み止めよりも、水をたくさん飲むか、もしくは点滴による水分補給によって痛みがなくなっています。

尿管結石の痛み止め 水をたくさん飲む

そうすることで、結石が流れていった後には

「今までの痛みはなんだったんだ??」

と思うくらい、何の症状もなくなって元気になっています。

ただ、もし結石の大きさが5mm以上で全く動かない場合ですと、病院で処置を受けないと排出しない可能性もあります。

ですので、もし身体を動かしてみたり水分を摂っても、強い痛みが続いたりどんどん痛みがひどくなるようであればすぐに受診するようにしましょう。

何らかの処置が必要なケースもあると思いますので、あまり我慢せずに受診することをおすすめします。

もし、夜間や祝祭日などで病泌尿器科などの病院が開いていない場合には、各自治体で救急電話相談などの窓口があると思います。

ネットでお住いの市の名前と「救急電話相談」で検索してみてください。

そうすれば電話番号がわかりますので、症状を伝えて泌尿器科医が診てくれる病院を探してみてくださいね。

尿管結石の痛み止めについてのまとめ

今回は尿管結石の痛みに薬は効くのかなどについて説明してきました。

では、まとめてみましょう。

尿管結石の痛み止めはロキソニンなど市販薬は効くのか?

ロキソニンなど市販薬はほとんど効果はない

 

座薬やボルタレンは効くのか?

ボルタレンはロキソニンよりも痛み止めの効果が強く、また座薬は飲み薬よりも効果が早く出るので、ボルタレン座薬は少しは効くかもしれないが、痛みはなくならない。

 

尿管結石の痛みは、本当に本当に痛いです。

そして、痛み止めのお薬はロキソニンでもボルタレンでもそう期待はできません。

でも何もせずそのままでいるとその他の様々な病気へと進んでいく可能性があるので、なるべく我慢せずに受診に行ってください。

そして、結石が流れて痛みが治まってきても、その後は定期的な診察に行き経過を観察していくことが大切だと思います。

自分の結石がどこにできているのかが分かれば、治療や処置も受けられて、急に襲ってくる尿管結石の痛みから逃れられるかもしれません。