看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『切れ痔の出血量が毎日多いし止まらない!妊婦も使える薬や治し方は?』というタイトルでお送りします。


痔というのは4種類のタイプの痔があります。

そのタイプによって少しずつ症状なども変わってきます。

今回、取り上げた「切れ痔」というのは、「裂肛」と言いまして、その名の通り、肛門の皮膚が避けている状態です。

私自身もこの切れ痔は何度も経験していて、その痛みもとてもよくわかります。

若い頃から、特に便は硬くはなく、便秘でもなかったのですが、下痢はよくあったので恐らくそれが原因かもしれません。

切れ痔の原因

最初は痛みがなく普通の硬さの便なのに、少し排便しただけでポタポタと便器が真っ赤に染まるほどの出血がありました。

痛みがなかったので持っていた軟膏を塗って様子をみていると、出血は止まってまた良くなって、また出血して、それを何度か繰り返していました。

そして、肛門科を受診するきっかけになったのは、やはり痛みです。

出血が止まっては出て、という状態を繰り返していると、最終的に肛門部に痛みが出てきました。

そうなると、軟膏を塗るだけでは効かず、痛みも増すばかりです。

どんなに便が柔らかくても、小さくても、排便するとタラッと出血して、また便器は真っ赤っ赤に。

もちろん、痛みは徐々に強くなってきて、最終的には排尿だけでも便器に座ると痛みと出血をみるようになりました。

つらい毎日でした。

私の場合は肛門科を受診して、注入軟膏や飲み薬、そして便を柔らかくする飲み薬を処方してもらい、だいたい2~3日で症状は治まりました。

ただ、切れ痔というのは、傷が治ったとしてもそこで完治するわけではないのです。

ですので、今でも私は再発しないように日々気をつけています。

その内容も含めて、説明していきたいと思います。

切れ痔は排便のコントロールなどを怠ると、繰り返してしまいますので、肛門が切れないように日常生活の上でも注意点はたくさんあります。

今まさに、切れ痔の出血で悩む方に、私が今も尚続けている薬や治し方などをお伝えすることで、症状が少しでも改善できれば幸いです。

今回は、切れ痔の出血量が多いし止まらない場合、妊婦でも使える薬や治し方について紹介したいと思います。



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切れ痔の出血量が毎日多いし止まらないのはなぜ?

では、治し方を説明する前に、なぜ出血が止まらないのかを説明していきましょう。

切れ痔というのは、硬い便を無理して出したときや、下痢便のように水分が多く含まれた便を出すときに、肛門の皮膚が傷ついたり、裂けてしまって出血する状態のことです。

切れ痔の出血量が毎日多いし止まらない

もともと、肛門上皮(肛門内の表面の皮膚)は伸縮性があまりないのです。

なので、硬めの便が通ると簡単に傷ついてしまうんです。

そして、その裂けた部分から出血してしまうのです。

最初は排便後にティッシュで拭くと、少し血がつく程度です。

そして、肛門上皮には痛覚がありますから、傷ついてくると痛みを感じます。

そして、排便はほぼ毎日ありますから、裂けた皮膚はその傷を癒やす間もなく、また硬い便が通ればまた出血してしまうわけです。

ですので、出血が止まらないと言われている人は、同じ部位の傷から出血しているケースが多いです。

その傷が深くなってきて、悪化していくと、排便後もずっと強い痛みが続くようになります。
 

では、次にその切れ痔の出血から脱するために、妊婦も使える薬や治し方について説明していきましょう。

切れ痔で出血した際に妊婦も使える薬は?

切れ痔で出血をした場合に使用するお薬ですが、痔の炎症を抑えて、痛みや出血を抑えてくれる軟膏類座薬、そして、飲み薬などがあります。

中でも、抗炎症成分と血管収縮成分が入っている薬をおすすめします。

抗炎症成分が入っていると、肛門上皮の傷の炎症が抑えられ、傷の治りが早くなります。

そして、血管収縮成分が入っていると、血管が収縮して、出血を抑えることができます。

ですので、これらの成分が多く入っている薬のほうがおすすめです。

痔のお薬には、肛門周囲の血流もよくするお薬もあります。

でも、出血が多い時に服用したり、塗ったりするのはあまり良くないです。

出血が止まって、傷が治ってきたら、積極的に血液循環をよくするようなお薬を使用するといいと思います。

それを考えて、選んでみました

市販薬でいうと次のようなお薬があります。(店によって価格は違う可能性もあります。値段は税込価格です。)

大正製薬から販売されている

  • ブリザエース軟膏 15g 970円
  • ブリザエース注入軟膏 10個  1,480円
  • ブリザエース坐剤 10個 1,480円

切れ痔の薬 プリザエース
 

ブリザエースの中には、他にも、ブリザS製品やジェルなど色々ありますが、これらには出血と痛みを抑えてくれる成分が入っていないので、上記に3つを選びました。

天藤製薬から販売されているこちらの薬もおすすめです。

  • ボラギノールA軟膏 20g  1,180円
  • ボラギノールA注入軟膏 2g×10個  1,730円
  • ボラギノール坐剤  10個  1,380円

切れ痔の薬 ボラギノール

そして、妊婦さんが使用する場合、これらの薬にはステロイドが入っていることで、どこの薬局でも医師の指示に従うように勧められます。

しかし、実際に私も妊婦の時や出産前に切れ痔になって、ステロイドの入った軟膏類を使ったことがありましたが、全く問題はありませんでした。

切れ痔に妊婦でも使える薬

外用薬に入っているステロイドというのは、量がとても少ないですし、飲み薬のように連用して副作用がどうとかいう心配があまりないんです。

それに、切れ痔で出血がひどい状況であれば、その状況をなんとか早く鎮めることのほうが大切だと、私は思っています。

長期で連用することもあまりないと思いますが、もし、ステロイドが入った薬剤が気になるようでしたら、産婦人科の検診の際に先生に確認してから、その状態に合うお薬を処方してもらいましょう。
 

そして、ここで紹介したものはおすすめの市販薬ではありますが、個人的にはできれば肛門科に受診することをおすすめします。

特に症状が出たのは初めてだという方や出血を繰り返している方は受診したほうがいいです。

もし、肛門科など病院を受診した場合には、「強力ポステリザン軟膏」を処方されることが多いと思います。

強力ポステリザン軟膏

これにもステロイドは入っています。

私も普段からよく使っている軟膏です。

妊婦の時にも使っていました。

感染から守ってくれて、傷ついた部分を修復して早く治してくれます。

通常、痔の様々な症状や、肛門の手術の後や、肛門の周囲に起こる湿疹や皮膚炎などの治療によく使われています。

そして、切れ痔というのは、部分的に肛門上皮の傷を治したらいい、というわけではないです。

生活をする上で色々な注意点を守ってこそ、症状が落ち着いていくものなのです。
 


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では、次にそんな注意点を含めた治し方を説明していきましょう。

切れ痔で出血が出ている場合の治し方は?

切れ痔で出血が多く出て止まらない場合、まずは、上でも紹介してきた痔の出血を抑えてくれるような軟膏類や坐薬を使います。

そうすると、恐らく2~3日で出血や痛みは治まってきます。

もし、それでも治まらないようなら、必ず医師に診てもらってください。

また、飲み薬でも、切れ痔の炎症を抑えて、痔を改善してくれるものがありますので、それを飲むのもいいと思います。
 

では、治し方を説明していきます。

便秘を予防して、便通をスムーズにする

便秘になると、腸の中で水分が吸収されて、便が硬くなりやすいです。

そうすると、また肛門上皮を傷つけますので、便秘しないようにしましょう。
 

規則正しい生活、食生活をする

規則正しい生活、特に睡眠不足やストレスを抱えると、免疫力が低下して、傷の治りも悪くなります。

また、食生活では、食物繊維を積極的に摂って便秘を予防しましょう。
 

適度な運動をする
出血が治まってきたら、適度に運動すると、全身の血流も改善されますので、傷の治りも良くなります。
 

便を柔らかくして出す

便を柔らかくすることはとても大切で、細い便でも硬ければ、すぐに肛門上皮は傷つきます。

ですので、私も受診の際、「出血や痛みがひどい時は、下痢に近い柔らかさの便を出すほうがいい」と言われました。

肛門科での治療開始以降、私は今でも、便を柔らかくするために酸化マグネシウムを毎日服用しています。

酸化マグネシウムは、長期で飲んでも効きにくくなるといったこともないですし、副作用は特にありません。

また、制酸作用(せいさんさよう・胃酸を抑えてくれる作用)があるので、胃の調子を整えてくれる、いいお薬です。

なので、私にとっては必需品ならぬ必需薬です(^^)

これも、薬局でもネットでも購入できます。

切れ痔の薬 酸化マグネシウム

飲む量は自分で調整して、ちょうど良い柔らかさの便になるようにします。
 

肛門を洗浄した後はこすらないで、優しく拭く

排便後や入浴の際に、患部を優しく洗浄したら、ティッシュやタオルで拭くときも押さえるように優しく拭いてください。

絶対にこすらないで、優しく押さえるように拭きましょう。
 

痔の軟膏は、排便後と、夜入浴後に使う

排便後や、夜、入浴後に薬を使うと、軟膏が傷を覆ってくれて痛みを抑え、眠っている間に傷が修復されますので効果的です。
 

トイレに行くのを我慢しない

排便時に痛みがあると、どうしても、トイレに行くのを我慢してしまいます。

そうすると、便秘が進みます。

そして、便が硬くなり、また肛門上皮を傷つけます。

こうなると悪循環となるので、我慢はしないようにしましょう。


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切れ痔で出血が止まらない場合の治し方などについてのまとめ

今回は切れ痔で出血が多く、止まらない場合に効くお薬や治し方について説明してきました。

まとめてみましょう。

切れ痔の出血が多く、止まらない場合、妊婦さんも使える薬は?

大正製薬から販売されている
・ブリザエース軟膏 15g 970円
・ブリザエース注入軟膏 10個 1,480円
・ブリザエース坐剤 10個 1,480円

 

天藤製薬から販売されている
・ボラギノールA軟膏 20g  1,180円
・ボラギノールA注入軟膏 2g×10個  1,730円
・ボラギノール坐剤  10個  1,380円

 

などです。

病院で処方してくれるお薬は「強力ポステリザン軟膏」です。

切れ痔で出血が出ている場合の治し方のポイントは?

・便秘を予防して、便通をスムーズにする
・規則正しい生活、食生活をする
・適度な運動をする
・便を柔らかくして出す
・肛門を洗浄した後はこすらないで、優しく拭く
・痔の軟膏は、排便後と、夜入浴後に使う
・トイレに行くのを我慢しない

 
などです。

切れ痔は長期に渡って付き合っていかないといけない病気です。

でも、なかなか治らなかったり繰り返すようなら、自力だけで治そうとせず医師に診てもらうようにしましょう。