看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『インフルエンザ予防接種の効果はある?なし?持続期間はいつからいつまで?』というタイトルでお送りします。


あなたはインフルエンザの予防接種を受けたことがありますか。

聴診器・注射・カルテ

そして、インフルエンザに感染したけど、症状が軽くて済んだ経験をしたことがあるでしょうか。

私は看護師なので、職場でのインフルエンザ感染のリスクが非常に高いため、毎年その時期が来ると必ずインフルエンザワクチンを接種しています。

その影響もあるのか、ここ数年はインフルエンザにはかかっていません(^^)

毎年、年末になると医療機関などでは「インフルエンザの予防接種をしましょう!」と声をかけ始めます。

でも、

「インフルエンザの予防接種って本当に効果はあるのかな?」

などと不安に思ったことはないですか?

今回はインフルエンザ予防接種の効果やその持続期間などについて色々ご紹介します(^^)




 

インフルエンザの予防接種の効果はある?なし?

インフルエンザの予防接種の目的は、インフルエンザに感染しなくなるのではなく、

感染しにくくなり、感染しても症状が軽くて済み、重症化する可能性が低くなることです。

平成11年度の厚生労働省のインフルエンザワクチンの効果に関する研究では、高齢者施設において34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったと発表されています。

↓この内容は厚生労働省のホームページ内の資料に掲載しています。すこし難しい内容に見えると思いますが、上記の発表内容の方法や結果が書かれています。(2ページ目の下の方に書かれています)

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/dl/s0115-8c.pdf
 

ただ、インフルエンザの予防接種を受けなくても、かかったことがないからと毎年接種しない人もおられますね。

一方では、予防接種しておらず、感染後すぐにインフルエンザ肺炎になってしまったという人も少なくはありません。

そんな場合は、「来年からは絶対、予防接種するぞ!」と思うかもしれませんね(‥;)

人の身体は既往歴(これまでにかかったことのある病気)や免疫機能も全く違うので、色々なケースがあり、色々な考え方の人がいると思います。

私自身は、たくさん症例を見てきた中で、インフルエンザの予防接種は効果があると考えています。

そして、自分が感染しないようにすることは、結果的に家族を守り、他の人への感染を防ぐことにも繋がるので予防接種は毎年するようにしています。

インフルエンザの予防接種はいつから接種し始める?

インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでにおよそ2週間かかります。

(ワクチン2回接種の場合には、2回目接種から2週間後に効果が出てきます。)

通常、インフルエンザが流行するのは12月~3月です。

ですので、11月中旬頃までには接種を終えておくと効果的です。

そしてインフルエンザの予防接種を受けにいく時には、風邪などひいていない体調のいい時に行ってください。

なぜかというと、もし風邪などの症状があったら、ワクチンの副作用が出た時に分かりにくいからです。

どっちの症状なのかの判断がつきにくいということです。

それに、体調の悪い抵抗力のない時に行くと、副作用が出やすいと言われていますので注意してください。

インフルエンザワクチンの接種量と回数は?

インフルエンザワクチンの摂取量は

  • 生後6ヶ月~3歳未満:0.25ml/回
  • 3歳以上:0.5ml/回

で、回数は、

  • 13歳未満:2回接種
  • 13歳以上:1回又は2回接種

となります。

この接種の回数に関しては、2009年にインフルエンザが大流行した際に接種回数の検討がなされており、上記の回数に決定しました。

13歳未満の小児では1回の接種では十分な抗体が得られないため2回接種となります。

65歳以上の高齢者に対しては、1回の接種で重症化の予防が十分可能ということで1回接種が勧められています。

通常、13歳以上65歳未満であっても、1回の接種で一定の効果があるとのことで1回接種が主ですが、2回接種に関しては、接種する医師の判断によります。

もともと注意しなくていけない持病があるとか免疫機能が低下して感染しやすい状態にある方に対しては、2回接種が行われることがあります。

インフルエンザワクチン2回接種の際の間隔は?

1回目から2回目の間隔は3~4週間とされていますが、十分な免疫を獲得するには4週間が理想と言われています。

年少児が2回目接種する場合、4週間経った頃にちょうど体調が悪くて接種できなかったとしても、最初からやり直すことはありません。

その場合は、体調が戻り次第、早めに接種することをおすすめします(^^)

医療機関では、だいたい11月頃になればワクチンを既に用意しています。

そして、インフルエンザワクチンの接種開始の予定が決まれば、ネットや張り紙などで知らせしてくれますね。

医療機関での各種ワクチン接種は、ほとんどが予約制となっていますので、事前に確認をしてから受診しましょう(^^)



インフルエンザの予防接種の効果の持続期間はいつからいつまで?

インフルエンザの予防接種は、だいたいいつ頃に接種すれば、その効果が出てきて流行のピークに間に合うのでしょうか?そして、その効果はどれくらいまで持続するのでしょうか?
 

インフルエンザワクチンは接種して2週間後に効果を発揮し始め、

その効果が持続するのは約5ヶ月間と言われています

例えば、11月中旬頃に接種すれば、12月に入れば効果は出てきて、その効果は4月いっぱいまで持続するということになります(^^)

もちろん、個人差がありますが。

1回の接種で5ヶ月持続してくれれば、やはり11月頃には接種しておきたいです。

インフルエンザは毎年1月~3月が一番流行しやすいので、この接種時期が一番理想的となりますね(^^)

そして、あなたがもし受験や試験を控えていたり、もしくは家族に大切な用事を予定しているなどあれば、なるべくその時期を計算して、それに間に合うように接種しておきたいですね。

インフルエンザの予防接種はいつまで接種できる?

インフルエンザワクチンの接種はご説明したように、11月中旬頃までには接種するのが理想です。

あまり遅くなると、インフルエンザの流行に間に合わなくなるかもしれません(‥;)

遅くても12月中旬頃には接種しておきましょう。

そしてインフルエンザワクチンの接種はいつ頃まで可能かと言いますと、1月下旬頃になっても大丈夫です。

1月頃の予防接種だと、インフルエンザの流行時期が2月3月だとしたらまだ間に合いますね。

ですので、医療機関もまだ予約を受け付けているでしょう。

ただ、接種する人がいないのに医療機関も無駄に在庫は抱えたくないですので、時期を過ぎると返品している可能性があります。

受診前には医療機関に事前に確認してから行きましょう(^^)!



インフルエンザの予防接種は毎年しないといけない?

インフルエンザウィルスの遺伝子は、毎年変異を繰り返して型が変わっている可能性があります。

それに伴い、製造の際にワクチンの中身も少しずつ変わっています。

そして、その年に受けたワクチンでできた抗体は、翌年になったら身体の中にもういません(^^;)

ですので、インフルエンザワクチンは毎年接種しましょう。

まとめ

今回はインフルエンザの予防接種の効果の有無、また接種時期や効果の持続期間などについてまとめてみました。

インフルエンザの予防接種に関しては、なんだか不安で、色々聞きたいけど聞けない!といった人も多いのではないでしょうか。

ここで取り上げた内容で何か少しでも解決できれば、と思っています。

予防接種に関しては、効果がある、ないと様々な意見があります。

しかし、毎年必ずインフルエンザは流行しているのは事実です。

一人ひとりが自分の身を守れてこそ、感染が拡大するのを防げるのではないかと思っています(^^)