今回は、『カンジダは女性ではどんな症状?臭いは?画像でわかりやすく説明!』というタイトルでお送りします。
カンジダというのは、女性の場合はいったいどんな症状が出るのか、とても気になりますね。
カンジダは、女性のみがかかる病気ではなく、老若男女誰でもかかる病気です。
女性でかかることの多い膣カンジダのみではなく、口腔内などにもできる病気です。
今回は、このカンジダの女性の症状や気になる臭いなどを、画像も使って紹介していきたいと思います。
カンジダは女性ではどんな症状が出るの?
性器に出るカンジダ症のうち、膣カンジダを経験している女性はとても多いと言われています。
- 外陰部の強いかゆみ
- カッテージチーズのようなおりもの
ですね。
そして、それ以外にも次のような症状があります。
- 膣自体、または膣の周辺の強いかゆみ
- 膣のヒリヒリした痛み
- 排尿時の痛み
- 性交時の膣の痛み
- 外陰部の発赤(ほっせき・赤いプツプツのようなできもの)
などですね。
おりものに関しては、本当にカッテージチーズのようで、酒粕のポロポロとした感じにも似ています。
このような白いおりものが出てきます。
この白いおりものは膣カンジダ症のとてもわかりやすい特徴のひとつですね。
私達は普段、生理前や排卵時などに、おりものが増えることがあります。
この時のおりものは、加熱する前の卵の白身のような、少し粘度のある状態です。
そして少し時間が経つと、ややクリーム状になってくる感じです。
個人差はありますが、普通のおりものは膣カンジダ症のような特徴的な白いおりものは出ないということです。
また、膣カンジダ症になると、膣周辺の痛みや膣内の赤みや腫れが出るので、性交時も痛みが出てきます。
それに加え、膣のかゆみが強いためにきつく掻いてしまうと、膣周辺の粘膜や皮膚はすぐにただれてきます。
そうすると、掻いた部分に痛みが出てきます。
掻いたことによる痛みがプラスされることになりますので、掻きむしらないように注意してくださいね。
このように、膣周辺のかゆみはかなり強いようです。
かゆみがあると、どうしても掻いてしまいますね。
でも、掻いているとかゆみが止まらなくなったり、かゆい部分が拡がってきたりします。
掻きすぎた膣周辺の粘膜はすぐに腫れてきますし、傷ついてしまいます。
傷ついてしまうと、またそこから感染を起こしかねません。
もし症状が出たら、我慢するのもつらいと思いますし、ひどくなる前に早めに婦人科に受診するようにしましょう。
それでは、気になる臭いはどういった感じでしょうか?
カンジダは女性の場合にはどんな臭いがするの?
- 1 カンジダは女性ではどんな症状が出るの?
- 2 カンジダは女性の場合にはどんな臭いがするの?
- 3 女性のカンジダ症は口にできるとどんな症状になるの?
- 4 まとめ
カンジダは本来であれば、それほどキツイ臭いを放つことはありません。
もともと、膣内の臭いは個人差があります。
そして、膣カンジダ症になり、臭いで最初に異変に気づくということはあまりありません。
ただ、膣カンジダ症になって、そのままで放置しておくと、カンジダ菌は増加していきますので、臭いもこもって何となくいつもよりも少し臭うという女性はいるかもしれません。
そして、もし、その臭いがきつい場合ですと、カンジダ以外にも膣炎はありますので、別の疾患を疑わないといけなくなります。
膣カンジダ症はそれほど臭いはしない、ということを覚えておくといいかもですね(^^)
女性のカンジダ症は、膣のみではなく、高齢者にも多い口腔内のカンジダ症があります。
では口腔カンジダについて説明したいと思います。
女性のカンジダ症は口にできるとどんな症状になるの?
- 1 カンジダは女性ではどんな症状が出るの?
- 2 カンジダは女性の場合にはどんな臭いがするの?
- 3 女性のカンジダ症は口にできるとどんな症状になるの?
- 4 まとめ
私達の口腔内にも、普段からカンジダ菌は常在しています。
そのカンジダ菌が異常に繁殖して起こるのが、口腔カンジダ症です。
特に高齢者で、免疫力が低下していたり、唾液の分泌量が低下している人がかかりやすいと言われています。
それは、唾液の分泌低下により、唾液が少なくなると、口腔内に留まっている菌が繁殖してしまうからです。
また、高齢者は入れ歯をしている人が多いので、入れ歯が清潔に保たれていないと菌がすぐに繁殖して、カンジダ症になってしまうことも多いです。
また、妊婦さんも抵抗力が低下していますので、口腔カンジダになりやすいですね。
口腔カンジダ症には、2つの種類があります。
- 偽膜性カンジダ症
- 萎縮性カンジダ症
です。
偽膜性カンジダ症の症状
偽膜性カンジダ症は口の中の頬や舌、唇などに白色のカスのような、苔(こけ)のようなものが出てきます。
それは拭い取れますが、その後の粘膜は赤みやびらん(皮膚表面がただれて赤くなった様子)となります。
そのままにしておくと、口の中全体に拡がります。
口腔カンジダ症の中でも、この偽膜性カンジダ症は、一番患者数が多いと言われています。
萎縮性カンジダ症の症状
白い苔のようなものはなくて、粘膜は赤くなってきます。
食事の時など、その部位に触れるとヒリヒリして痛みが出ます。
その他、口角が赤くなったり、びらんを起こしたりする、カンジダ性口角炎や、症状が慢性的に経過する肥厚性カンジダ症などがあります。
このように、女性がかかるカンジダ症には、膣カンジダ症だけでなく、口腔カンジダ症もあります。
膣カンジダ症はどちらかと言うと、高齢者よりも若い女性や妊婦さんに多いようです。
そして、口腔カンジダ症は高齢者に多いですね。
どちらも、やはりつらい症状となりますので、早めに受診しておくことをおすすめします。
まとめ
今回はカンジダ症についてまとめてみました。
特に女性はカンジダ症になる人も多いですが、やはり受診となると、どうしても恥ずかしいようで対応が遅くなることが多いと思います。
でも、きちんと治療を受ければすぐよくなりますので、早めに受診し、治療を受けましょう。