今回は、『水虫の時のお風呂上がりはかゆい?薬を付けて靴下を履いたほうが良い?』というタイトルでお送りします。
お風呂に入ったとき、またはお風呂上がりに皮膚のかゆみを訴える人は結構多いものです。
そして、私自身も毎日お風呂から上がると、首元や背中などどこかしらがかゆくなって、部分的に赤くなっていたりしています。
水虫になった時や皮膚のトラブルがある時には、特にその部分に強いかゆみが出ることがありますね。
今回、水虫になった時のお風呂上がりのかゆみなどについて説明していきたいと思います。
水虫の時のお風呂上がりはかゆい?
水虫になっている、なっていないに関わらず、お風呂から上がった時というのは、皮膚の油分などが流れて蒸発してしまうので皮膚が乾燥してしまってしまいます。
すると、外部からの刺激に敏感になりかゆみが出ることがあります。
そして、もし水虫になっていたら、その部分の皮膚はとても敏感になっていますので、やはりお風呂上がりというのは、更にかゆみが増すことが考えられます。
一度、掻いてしまうとますますかゆみが強くなってしまうので、できる限り掻かないように気をつけましょう。
では、お風呂上がりの水虫のかゆみがひどくならないようにするには、どんなことに注意すればいいのでしょうか?
水虫のお風呂上がりのかゆみの対策は?
お風呂上がりのかゆみをなるべく抑えられるようにするには次のことに注意してみましょう。
- お湯の温度は38~40℃くらいにする。
- お湯に浸かる時間は10~15分以内にする。
- 水虫の患部はゴシゴシ洗わず、ソフトに洗う。
- 水虫の患部は手で洗う。
- 石鹸は皮膚と同じ弱酸性のものを使う。
などです。
あまり熱いお湯に長い時間浸かったりすると、皮膚温度が上がってしまうことでかゆみが強くなったり、乾燥がひどくなることも考えられます。
水虫のひどい時には、上記にあるような温度、時間内で入浴することをおすすめします。
また、私たちの肌はナイロンたわしやタオルなどを使ってゴシゴシ洗わず、手に石鹸の泡をつけて優しく洗うだけでも十分に清潔になります。
ですので、特に水虫の部分は優しく洗うようにしましょう。
もし、かゆみがあるからとゴシゴシ洗ってしまうと、皮膚が傷ついてしまい、そこから他の細菌に感染してしまう可能性が出てきます。
必ず優しく洗うようにしましょう。
では、お風呂上がりにはすぐ薬をつけて靴下をはいていたほうがいいのでしょうか?
お風呂上がりは薬をつけて靴下をはいていたほうがいい?
私たちの肌はお風呂上がりが一番清潔で薬を吸収しやすいので、水虫のお薬も入浴後にすぐにつけるのが一番理想的です。
ですので、お風呂から上がったらすぐに水虫のお薬を塗りましょう。
ただ、靴下に関しては、足にお薬をつけた状態で何もはかないでいると床についたり、じゅうたんについたりして嫌だという場合には靴下をはかれていてもいいと思います。
また、冬の寒い時期ですと、入浴後にすぐ寝ない限りは足元も防寒しないと寒いですよね。
そんな時には単に足が冷えるので、靴下をはくことになると思います。
ただ、お布団に入って眠るときには、なるべく素足のまま寝ることをおすすめします。
なぜかと言いますと、水虫の原因菌である白癬菌は高温多湿の場所が大好きです。
お風呂上がりにすぐに靴下をはいてそのまま寝てしまうと、やはり蒸れている状態であることが予想されます。
お薬をつけていたとしても、なるべく高温多湿の環境は作らないほうがいいので、通気良く乾燥しやすい状態にするため、素足で休んだほうがいいです。
お薬がお布団につくのはどうしても嫌だという場合や、靴下をはいていないと足が冷えて眠れないなどという方もおられると思います。
そんな場合には、靴下をはいて休むのも仕方ないでしょう。
ただ、そうなるとほぼ1日中靴下をはきっぱなしになってしまうので、どこかで通気し乾燥できる時間を作ることをおすすめします。
水虫のお風呂上がりに関するまとめ
今回は水虫のときのお風呂上がりのかゆみについて説明してきました。
では、まとめてみましょう。
お風呂上がりには皮膚の油分などが流されて皮膚の水分も蒸発して乾燥しやすくなっています。
そんなときは外部からの刺激にも敏感になり、かゆみが出てきます。
更に水虫になっていると、皮膚はもっと敏感で傷つきやすくなっているので注意が必要です。
お風呂上がりの皮膚は清潔でお薬を吸収しやすい状態です。
できれば、入浴後にお薬をつけるようにしましょう。
また、靴下に関しては、床などに薬がついてしまうのが嫌だったり、冷えから守るために靴下をはくのはいいと思います。
ただ、お布団に入って寝るときには、足を通気よくさせるためになるべく素足で眠るようにしましょう。
水虫になって、お風呂に入って出てくると、本当にムズムズしてかゆみが増すことがありますね。
でも、そんな時にはかゆいからといっても絶対に掻かないようにしましょう。
掻いてしまうと、ふやけた皮膚はすぐに傷ついてしまいます。
そうすると、余計にヒリヒリと痛みが出てきたり、かゆみだけでなく染みてきたりします。
そして、他の細菌に感染しやすくなります。
水虫をしっかり治していくために、少し酷ですが絶対に掻かないようにすることが大切です。