看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『メニエール病の治療方法は薬や点滴を使うの?治療期間はどれくらい?』というタイトルでお送りします。


メニエール病は年齢は関係なく発症する人が多いので、若い人の中でもよく知られた病気だと思います。

この病気の主な症状である「めまい」はとてもつらい症状です。

ですので、もし発症してしまったら何がなんでもしっかり治していきたいと思うでしょう。

今回は、そんなメニエール病の治療方法や治療期間などについて説明していきたいと思います。




 

メニエール病の治療の目的はなに?

メニエール病の治療方法などについて説明する前に、メニエール病の治療の目的について少し触れておきたいと思います。

メニエール病という病気は、めまいの発作を繰り返すことで徐々に難聴の程度が進行してしまうことがあります。

ですので、メニエール病の治療目的は、めまいの発作を抑えて内耳の障害を防ぐことになるのです。

そのために様々な内服薬や注射などが使われています。
 

では次に、メニエール病の治療方法について説明していきましょう。

メニエール病の治療方法は薬や点滴を使うの?

メニエール病の治療方法は

「どんな薬を飲むのか?」
「点滴や注射などをするのであればどんな薬剤を使うのか?」

などについて気になっている人は多いと思います。

メニエール病を発症した場合、お薬や点滴などはもちろん主な治療方法として挙げられます。

では、どのようなお薬や点滴などが使われるのでしょうか。

メニエール病の症状の中でもっとも苦痛な症状は、急に起きるグルグル天井が回るような回転性のめまいです。

ですので、まずは内服薬や点滴などを使って、その症状を軽くします。

内服薬はの種類は「抗めまい薬」といって、めまいを抑えてくれるお薬を服用します。

このお薬は、内耳の循環や代謝を改善してくれます。

抗めまい薬

抗めまい薬には次のような商品名(一般名)のお薬があります。

  • メリスロン(ベタヒスチン)
  • アエホスコーワ(アデノシン三リン酸二ナトリウム)
  • セファドール(ジフェニドール)

などです。

点滴や注射に使うお薬は次のようなものがあります。

メイロン注射液

・メイロン(炭酸水素ナトリウム)

が主なお薬です。

メニエール病は内耳という耳の一番奥の器官の中のリンパ液が増え過ぎてむくみ、様々な障害が出てくる病気です。

内耳のムクミは、血管を拡げる作用のあるお薬を使って、内耳の中の血液の流れを増やすことで改善しやすくなります。
 

そして、同時にそのムクミを治すために利尿剤(りにょうざい)を使うこともあります。

利尿剤というのは、簡単に説明すると身体にムクミなど余分な水分がある時に、その水分を体外に排泄してあげるためのお薬のことです。

また、難聴の程度がひどいときには、副腎皮質ステロイドのお薬を使うこともあります。

こうした内服薬や注射の治療を行っても、めまい発作などの症状が改善しない場合には、外科的治療(手術)が適応になります。

この手術は、「内リンパ嚢解放術」というもので、内耳に過剰に増えたリンパ液を内耳の外に排出させるための道を作ってあげる手術です。

ただ、メニエール病というのはストレスが関与している部分が大きいため、お薬の治療と生活習慣を見直すことで多くは改善していきます。

実はこの「生活習慣を見直すこと」はとても大切な治療方法のひとつなのです。

メニエール病の原因は不明ですが、ストレスや不眠が蓄積されて発症することが多いです。

現代のストレスのたくさんある社会においては、性別や年齢層に関係なくメニエール病を発症してしまう人も増えています。

ですので、生活習慣を整えて、もし何らかのストレスがかかっているようなら、それを改善できる方法についても考えていきましょう。




 

では、次にメニエール病の治療期間について説明しましょう。

メニエール病の治療期間は?

メニエール病と診断されて、内服薬や注射の治療を開始すると一般的には1~2週間で症状は改善することが多いです。

しかし、症状がもっと強かったり病状が悪化していたりすると、何か月もかかってしまうことがあります。

その場合ははっきり期間を言うことはできません。

精神的または肉体的なストレスがなかなか改善されなかったり、よりひどくなったりすると、症状を繰り返してしまい、やはり治療期間は延びていきます。

ですので、症状が出たらなるべく早めに受診して治療を開始して、治すようにしましょう。

メニエール病の治療方法や治療期間についてのまとめ

今回は、メニエール病の治療方法や治療期間について説明してきました。

では、まとめてみましょう。

メニエール病の治療方法は薬や点滴を使うの?
メニエール病は薬や点滴、または注射などによって治療します。
回転性のめまいの発作に対し、抗めまい薬(内服薬や注射など)や利尿剤を使って治療します。

 

メニエール病の治療期間は?
メニエール病と診断されて、治療が開始されると約1~2週間で症状は改善することが多いです。
しかし、病状が悪い場合だと何か月もかかったりします。

 

メニエール病のめまいは急に起こるということで、一度体験した人はまたいつ起こるかわからない不安でいっぱいになると思います。

そして、なかなか外出できなかったり生活に支障が出てくる人もいると言われています。

しかし、なるべく早くに耳鼻咽喉科を受診してきちんと治療を受けていけば、改善していくケースも多いのであまり怖がらないようにしましょう。

あまり不安が強いとそれがまた精神的なストレスになってきますので、ゆっくり休んで治していきましょう。