今回は、『水虫のお風呂での悪化しない洗い方は?お風呂に入るとかゆい・しみる・痛い!』というタイトルでお送りします。
水虫など皮膚の病気には色んな病気があります。
皮膚のトラブルというのはかゆみがあったり、ヒリヒリチクチク痛かったり、しみたり、とその症状はとても不快なものになります。
また、かゆみがあってついつい掻いてしまうと、更に状態は悪化したりします。
そんなトラブルを抱えての入浴はとても神経質になったりしますね。
今回は、水虫のお風呂での悪化しない洗い方について説明していきたいと思います。
水虫のお風呂での悪化しない洗い方とは?
水虫になった足をどんな風に洗えば、水虫が悪化しないのか知りたい人は多いと思います。
まず、単にお風呂に入ることだけで水虫が悪化することはありません。
1日中靴下や靴をはいて、汗をかいて蒸れたり擦れたりして白癬菌も増殖している足の指の間を、お風呂に入ることで洗い流し、清潔に保つことで状態が悪化することはありません。
問題はやはり洗い方で、その方法によっては皮膚が傷ついて症状が悪化することがあります。
皮膚は、手で優しくソフトに洗うことです。
石鹸はできれば、お肌と同じ弱酸性のものを使い、洗浄後は丁寧に石鹸分を洗い流しましょう。
水虫がある部分をゴシゴシと洗ったり、かゆみがあるからと擦りながら洗ったりするのはNGです。
皮膚は本当にデリケートです。
もし、ナイロンのタワシやタオルなどで擦るように洗ってしまうと、皮膚は間違いなく傷つきます。
そして、傷ついてしまった皮膚には白癬菌などの菌はどんどん侵入しやすくなるので、そこで更に炎症を起こしてしまう可能性が出てきます。
そうすると、湿疹などによって、かゆみなどの症状はますますひどくなってしまいます。
水虫ができてしまっている皮膚は、手で優しく洗ってあげましょう。
ナイロンタオルなどを使って、皮膚を擦らなくても十分に清潔に保てます。
また、お風呂入ると余計に「かゆい!」「しみる!」「痛い!」などという症状が出てくるという訴えをよく聞きます。
もし、これらの症状がなかなか改善しないようならば注意すべき点がありますので説明していきましょう。
お風呂に入ると余計に「かゆい」「しみる」「痛い」などの症状が出るのはなぜ?
水虫になると、皮膚がふやけて皮が剥けたりして、ムズムズしたかゆみがでることがあります。
そして、更にお風呂に入ると、お湯に浸かるなどで体温が上昇してしまい、その刺激でかゆみが増すことが考えられます。
もしそんな時、ふやけている水虫の部分を引っ掻いてしまったり、擦ってしまったりするとその部分の皮膚はもっと傷ついてしまい、しみたりして痛みが出てきたりするのです。
水虫の症状が、お風呂に入ることでひどくなるのは、入浴することで色んな刺激を受けて、かゆみや痛みなどの症状が増すということが考えられます。
また、もうひとつ注意してほしいことがあります。
それは、かゆみ、しみる、痛いなどの症状が水虫の症状だけではないということです。
白癬菌に感染して、足の指の間に水虫ができたとしても「かゆみ」の症状が出る人は全体のおよそ1割程度だと言われています。
白癬菌以外の皮膚のトラブルが原因で湿疹などの症状が出ているケースも十分に考えられるということです。
もし、最初は白癬菌が原因で水虫になっていたとしても、かゆみがひどくて掻いてしまって皮膚を傷つけ、更に別の菌に感染して皮膚炎を起こしてしまうこともあります。
そのように、何らかの原因で皮膚炎や湿疹など皮膚トラブルがあっときでも、足の指の間がとてもかゆくなったり、しみて痛くなるということはよくあることです。
そんな時は、お風呂で清潔にして、水虫のお薬をひたすら塗っていてもなかなか治りません。
時には、湿疹などの症状を先に治していかないと、水虫もなかなか改善していかないことがあります。
いくらお薬を使ってもなかなか治らないとき、または症状がひどくなるような時には今使っているお薬ではなく別のお薬が必要なときもあります。
そんな時は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
水虫のお風呂での悪化しない洗い方などについてのまとめ
今回は、水虫のお風呂での悪化しない洗い方などについて説明してきました。
では、まとめてみましょう。
次のような洗い方がおすすめです。
- 弱酸性の石鹸を使う
- 手でやさしく洗う
- 洗浄後は石鹸分をきれいに洗い流す
- ナイロンたわし、タオルなどは使わない
- 擦らない
お風呂に入って身体が温もったり、皮脂膜が洗い流されて乾燥することでかゆみなどの症状が増すことが考えられます。
また、水虫以外の皮膚の病気でも同様の症状が現れることがあります。
なかなか症状が改善しない、悪化するといった場合には早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
水虫というのは、かゆみの症状が出ないときもよくあります。
ですが、別の菌が侵入してかゆみが出て、湿疹がひどくなって治らないということもよくあることなのです。
もし、症状が長引いていてなかなかよくならないと感じたときには、できるだけ早くに受診するようにしてくださいね。