クラミジアの女性の治療方法は?使われる抗菌薬と治療中の注意

クラミジアの女性の治療期間や治療方法は?薬や治療費も説明! 産婦人科
看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『クラミジアの女性の治療方法は?使われる抗菌薬と治療中の注意』というタイトルでお送りします。


クラミジア(性器クラミジア感染症)は、抗菌薬で治療します。
この記事では、女性がクラミジアと診断されたときの治療の基本を、厚生労働省、JIHS(国立健康危機管理研究機構)、東京都の資料に書かれている範囲で説明します(2026年10月16日確認)。
治療期間や費用、薬の量や日数は、これらの資料には書かれていないため載せていません。薬の種類や使い方は、必ず医師・薬剤師の指示に従ってください。



 

クラミジアの治療方法

厚生労働省によると、尿、尿道や子宮頸部からの分泌物、おりものを調べて診断し、抗菌薬で治療します。
JIHSの解説では、治療にはテトラサイクリン系薬、マクロライド系薬、ニューキノロン系薬という抗菌薬が使われるとされています。
東京都は、抗菌薬が有効で治ると説明しています。

どの薬を、どれだけの期間使うかは、医師が決めます。症状がなくなっても、自己判断で薬をやめないでください。東京都は、決められた期間きちんと服薬しないと菌が残ることがあると説明しています。

出典:厚生労働省「性器クラミジア感染症」、国立健康危機管理研究機構(JIHS)感染症情報提供サイト「性器クラミジア感染症(詳細版)」、東京都性感染症ナビ「性器クラミジア感染症」

治療中の注意

治療中は性交渉を避ける

厚生労働省は、治療中は医師の指示に従い、治療が完遂するまでは性交渉を避けるようにとしています。

パートナーも検査・治療を受ける

厚生労働省は、自分が陽性と確認された場合は、必ずセックスパートナーも医療機関を受診して治療を受けることが重要だとしています。東京都も、パートナーも検査を受け、感染していたら治療することが重要だと説明しています。
JIHSは、クラミジアは男女間でお互いに感染させる、いわゆるピンポン感染があるため、両者の治療を同時に行うことが重要だとしています。

治ったかどうかの確認

治療後に検査をいつ、どの方法で受けるかは、医師の指示に従ってください。
JIHSの解説には、遺伝子(DNA)を調べる検査は、クラミジアが生きていても死んでいても陽性になるため、治療後の判定には注意が必要だと書かれています。
また、血液で抗体を調べる検査は、東京都によると過去に感染して治った人も陽性となることがあり、JIHSによると治療しても抗体は残ります。

何度も感染する

東京都は、クラミジアは免疫ができないので、何度も感染すると説明しています。
予防には、コンドームの使用や、積極的な検査・医療機関への受診による早期発見・早期治療が有効とされています(厚生労働省)。

出典:厚生労働省「性器クラミジア感染症」、国立健康危機管理研究機構(JIHS)感染症情報提供サイト「性器クラミジア感染症(詳細版)」、東京都性感染症ナビ「性器クラミジア感染症」

治療しないとどうなる?

厚生労働省は、女性は症状をほとんど自覚しないことが多く、進行すると不正出血や性交時の痛み、不妊や早期流産の原因になることもあるとしています。
JIHSは、女性では子宮頸管炎、骨盤内付属器炎(PID)、肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)、不妊などを起こすとしています。
妊娠中に感染していると、東京都によれば流産・早産の原因になることがあり、出産時に新生児へ感染して結膜炎や肺炎を起こすことがあります。
東京都は、自覚症状がない場合が多く、感染に気づかず病気が進行すると不妊症や母子感染などの原因になることがあるため、きちんと治療する必要があるとしています。症状については、次の記事をご覧ください。

▶ クラミジアの女性の症状は?ほとんど無症状?検査と治療の基本

出典:厚生労働省「性器クラミジア感染症」、国立健康危機管理研究機構(JIHS)感染症情報提供サイト「性器クラミジア感染症(詳細版)」、東京都性感染症ナビ「性器クラミジア感染症」

検査・相談ができる場所

厚生労働省の性器クラミジア感染症のページは、関連リンクとして「性感染症検査・相談マップ」(www.mhlw.go.jp/stikensa/)を紹介しています。
このマップのページには、気になる症状があったり感染したか不安なときは、早めに保健所や病院で検査・相談を受けるよう書かれています。
また、保健所・自治体等の検査機関では無料・匿名で検査・相談ができるとされています。ただし、性感染症の検査項目は保健所によって異なり、予約が必要な保健所や、一部有料の検査もあるため、調べてから受けるようにと書かれています。

出典:厚生労働省「性器クラミジア感染症」、「性感染症検査・相談マップ」(www.mhlw.go.jp/stikensa/)

この記事のまとめ

クラミジアの治療

  • 抗菌薬で治療する。JIHSの解説では、テトラサイクリン系・マクロライド系・ニューキノロン系の薬が使われる
  • 薬の種類・量・期間は医師・薬剤師の指示に従う。症状が消えても自己判断でやめない
  • 治療が完遂するまでは性交渉を避け、パートナーも検査・治療を受ける
  • 治ったかどうかの確認の時期と方法は、医師の指示に従う

 

JIHSの該当ページは、IDWR 2004年第8号の解説に2012年7月までの更新を加えたもので、ページ上部に「更新作業中のため、ページの一部に古い情報が含まれる場合があります」との注記があります。

この記事は、上に挙げた公的機関の資料に書かれている範囲をまとめたものです。診断や治療は、症状や持病、妊娠の有無などによって変わります。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関で相談してください。




最後までお読み頂いてありがとうございました。

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