看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『女性の尿酸値が高い原因や病気は?食べ物など食事やストレスが関係している?』というタイトルでお送りします。


尿酸値(にょうさんち)という言葉は若い間はあまり聞かない言葉だと思います。

尿酸値というのは血液検査の項目の中のひとつなんですが、主には40~50歳代で最も気を付けたい種類の項目なのです。

健康診断などで初めて尿酸値について医師から指摘される方や、なにか症状が出てから採血検査などで尿酸値が高いことを知る方など様々だと思います。

今回は、この尿酸値について説明していきたいと思います。




 

尿酸とは?

女性の尿酸値が高い原因や病気について説明する前に、尿酸とはどんなものなのかについて先に説明しておきたいと思います。

その後に、尿酸値が高くなるとかかる病気についても説明していきます。
 

尿酸というのは、無味無臭の白色の結晶で、身体の細胞の新陳代謝やエネルギー消費で発生した老廃物のことです。

通常、尿酸は尿や便などの排泄をする際に、一緒に体外に排泄されます。

しかし、尿酸は水や体液には溶けにくいので、代謝の異常などで過剰の尿酸が作られたり、腎臓からの尿酸の排泄が低下してしまうと血液中や体内に溜まってしまうのです。

血液の中に尿酸が増えてしまうと…

尿酸はナトリウムとくっついて尿酸塩(にょうさんえん)という結晶になり…

尿酸塩が臓器に沈着して何らかの症状が出てしまいます。

この病気のことを「尿酸塩沈着症(にょうさんえんちんちゃくしょう)」と言います。

 

この尿酸塩沈着症というものの中には、

  • 痛風(つうふう)
  • 痛風結節(つうふうけっせつ)
  • 尿路結石(にょうろけっせき)
  • 痛風腎(つうふうじん)

などの病気があります。

これらが、尿酸値が高いことで引き起こされる病気です。

このうち、よく聞くのは「痛風」だと思います。

尿酸塩の結晶は、特に足の関節などの血液の循環が悪い部分に溜まりやすく、関節内に沈着した尿酸塩の結晶が関節腔にはがれ落ちると、「痛風発作」を起こすと言われています。

また、腎臓に沈着した尿酸塩の結晶が大きくなったものを結石と言いますが、それが尿管に流れ出たものを「尿管結石」と言います。
 

では、女性の尿酸値が高い原因や病気について説明していきましょう。

まず尿酸値が高い原因についてです。



女性の尿酸値が高い原因は?

実は、尿酸値が高い患者さんのそのほとんどの人が男性なんです。

男性のほうが女性よりも身体の中の尿酸の量が多いからです。

また、女性に尿酸値が高い人が少ない理由は、女性ホルモンには尿酸を身体の外に排泄する働きがあるためだと言われています。

しかし、そんな中でも女性の尿酸値が高くなる原因は、閉経してしまうからです。

更年期を迎えた女性は閉経すると、女性ホルモンの分泌が減るので、その結果、尿酸の量が増えてしまうのです。
 

では次に、閉経以外に、尿酸値が高い原因になりうる病気について説明していきます。

尿酸値が高い原因となる病気は?

男性も女性も、中高年になると次のような病気にかかる人が多くなります。

  • 動脈硬化症
  • 高血圧症
  • 糖尿病
  • 腎臓病

これらの病気にかかると腎臓の機能が低下したり、飲んでいる内服薬の副作用の影響によって尿酸値が高くなることがあるのです。

では、それ以外にも女性の尿酸値が高くなる原因として食事やストレスなども関係しているのでしょうか?

女性の尿酸値が高い原因に食べ物など食生活やストレスが関係している?

特に、更年期を迎え閉経する50歳代の女性に尿酸値が高くなるケースが多いと説明してきました。

しかし、最近では若い女性にも尿酸値が高い人が増えてきました。

女性の尿酸値が高くなる原因として、

  • 不規則な食事・食生活
  • 食べ過ぎなどによる肥満
  • 精神的ストレス
  • アルコール摂取量の増加
  • ダイエットや食生活が偏っていることによる女性ホルモンの分泌低下や乱れ

などがあります。

もちろん、食生活や精神的ストレスは女性の尿酸値が高くなる原因として取り上げられています。

食べ物の中には、アルコールを含め尿酸値を上げてしまう食べ物が多くあります。

また、精神的なストレスはいらだちや焦りなどからくる発汗などで脱水などの状態が尿酸値を上げてしまうと言われています。



女性の尿酸値が高い原因や病気などについてのまとめ

今回は、女性の尿酸値が高い原因などについて説明してきました。

では、まとめてみましょう。

女性の尿酸値が高い原因は?
女性はもともと男性に比べ、尿酸値はそれほど高くありません。
それは、尿酸を体外に排泄する作用のある女性ホルモンがあるからです。
しかし、更年期を迎え閉経になると、女性ホルモンが減るので尿酸値が高くなるのです。

 

尿酸値が高くなる原因となる病気は?
・動脈硬化症
・高血圧症
・糖尿病
・腎臓病
これらの病気にかかると腎臓の機能が低下したり、飲んでいる内服薬の副作用の影響によって尿酸値が高くなることがあります。

 

尿酸値が高くなる原因に食べ物など食事やストレスも関係している?
食事やストレスを含む次のようなものが、尿酸値が高くなる原因になります。
・不規則な食事・食生活
・食べ過ぎなどによる肥満
・精神的ストレス
・アルコール摂取量の増加
・ダイエットや食生活が偏っていることによる女性ホルモンの分泌低下や乱れ

 

今回、説明してきた尿酸値が高い病気は、初期症状がほとんど現れません。

ですので、健康診断などで指摘されるなどの場合以外は、いきなり足の痛みなどが現れて検査をしてみると痛風だった、といった感じでわかるケースも多いです。

初期症状がない病気はなかなか早期発見されにくいですが、できれば今後は健康診断などの項目でこの「尿酸」について少し注意してみるようにしてみましょう。