看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『インフルエンザの症状が熱だけ?頭痛や吐き気は?風邪との違いは何?』というタイトルでお送りします。


インフルエンザに感染すると、症状の軽い重いは人によって様々ですが、どちらにせよとてもつらいですね。

あなたも過去に一度はインフルエンザに感染したことがあるのではないでしょうか?

毎年のように感染してしまう人もいますよね…

今回は、インフルエンザの症状はどんなものがあるのか、そして、風邪との症状の違いについてご紹介します。



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インフルエンザの症状は熱だけ出るの?頭痛や吐き気はある?

インフルエンザに感染すると、およそ1~3日程度の潜伏期間の後に、インフルエンザ特有の症状が現れてきます。

インフルエンザの症状については次のようなものがあります。
 

  • 悪寒(熱が出る前にブルブル寒気がして震える状態)
  • 突然の高熱(だいたい38℃以上)
  • 咽頭痛
  • 頭痛
  • 全身の倦怠感(ダルさ)
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 咳や鼻水などの呼吸器系の症状
  • 食欲不振

そして比較的少ないですが、

  • 腹痛や吐き気・嘔吐など消化器症状

がでることもあります。主に以上のような症状が出てきます。

これらの症状は3~4日程度続いて、徐々に改善していきます。

ただ、インフルエンザワクチンを接種していた場合、高熱も37℃後半位で1~2日程度で治まっていることが多いです。

例外もあるので一概には言えませんが、少なくとも、私が今まで対応してきた患者さん達は、ほとんどがそうでした。

インフルエンザで高熱が出ないこともあるの?

上記でご説明したように、インフルエンザに感染した時の主な症状のひとつは高熱です。

体温計

しかし、インフルエンザに感染していても、38℃以上の高熱にならない人もいます。

その理由として考えられるのは

  • インフルエンザワクチンを接種していた
  • インフルエンザC型の可能性

などです。

インフルエンザワクチンの予防接種をすると、インフルエンザにかからないわけではありません。

ワクチンを接種するのは、インフルエンザの抗体をつけて抵抗力を上げて、インフルエンザに感染した時の症状を軽くするためのものです。

そして、そのワクチンの効果で、熱が出ても微熱程度で治まったり、高熱であっても下がるのが早くなるのです。

乳幼児や高齢者など体力や抵抗力のない人に関しては、ワクチンを接種することは重症化を予防する上においてとても大切になってきます!(^^)!

そして、C型インフルエンザは、主に軽い風邪にかかったくらいの症状であり高熱にはなりません。

ですので、C型インフルエンザの可能性はありますが、もし仮にそうであっても、現在医療機関で施行しているインフルエンザの簡易検査は「A型」か「B型」の診断しかできません。

よって、C型がどうかの判断はできません・・・(‥;


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インフルエンザに種類はあるの?

先程からちょくちょく出てきていますが、インフルエンザの型には3種類あります。

  • A型
  • B型
  • C型

です。とてもシンプルな呼び方ですね(^^)

インフルエンザが流行り始める12月頃になると、多く出てくるのがA型インフルエンザです。

A型インフルエンザは、ウィルスが色んな型に突然変異を繰り返してその型を変えていきます。

だから、一度かかったから免疫がある(抵抗力がある)のに、又かかってしまった!となるのは、このためです。

毎年流行を繰り返すたびに突然変異した新しい型のウィルスが発見されたりします。

前もって分からないことなので、ワクチンを作るのが間に合わずに、大流行してしまうことが稀にあるのです。
 

B型インフルエンザは、A型が徐々に治まってくる2~3月くらいに流行り始めます。

しかし、A型に比べて症状は比較的軽めで、熱も微熱程度のことが多いことが特徴です。

また吐き気や下痢など消化器症状の出る人もいます。なので、単に風邪と勘違いしてやり過ごす人もいますね(^^;)
 

C型インフルエンザは、あまり知られていない型のウィルスです。

A型やB型があまりに知られ過ぎているからかもしれません(‥;)

特徴としては、主に風邪のような鼻水などの症状があります。

ほとんどの人が小児期(5歳頃まで)に発症して、免疫が出来るとその後はほぼ感染しないと言われています。

ですので、小児期にかかっていない人は、大人になってかかる可能性もあります。

では一般的な風邪とはどんなところが違うのでしょうか?

インフルエンザと風邪の違いはどんなところ?

インフルエンザと風邪はどう違うのでしょう。

風邪のひどいのがインフルエンザだと思っている人もいるようですが、
インフルエンザと風邪は全く別々の病気なのです。

そもそも原因となるウィルスの種類が全く異なり、その症状も変わってきます。

例えば、風邪の場合でしたら、初期症状として鼻水や喉の症状が表れることが多いです。

初期から熱が出ることはあまりありません。

熱が全く出ないこともありますし、出ても微熱程度(38℃まで)で終わることが多いです。

一方、インフルエンザの場合は急に38℃~40℃の高熱が出ることが多いです。

更には、全身の倦怠感や筋肉痛・関節痛などが強く、長くて5日も続くこともあります。

ですので、体力のない高齢者には命取りになることもあるのです。

実際、年末年始になると、インフルエンザで命を落としてしまう高齢者の方が多いのです。

では、簡単にインフルエンザと風邪の違いをまとめてみましょう。
 

インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザ 風邪
初期症状 発熱・悪寒・頭痛など 鼻や喉のイガイガした乾燥した感じまたはクシャミ
悪寒(震え) 強く出る 軽度で短期間で済む
38℃~40℃が3~4日間 微熱もしくは平熱
咽頭(のど) 発赤(赤い)又は扁桃腺が腫れる やや発赤(赤い)
全身の痛み・筋肉痛・関節痛 強く出る なし
倦怠感(だるさ) 強い なしか、弱い
鼻汁や鼻づまり 発症後期より出る 初期より強く出る
目の結膜 充血する ウィルスの種類による
合併症 インフルエンザ肺炎・気管支炎
細菌性脳炎・インフルエンザ脳症
まれである
流行時期 12月~3月 一年中
ワクチン あり なし
ウィルスの種類 インフルエンザA・B ライノウィルス・アデノウイルス
コロナウイルス・RSウィルスなど
診断法(検査) あり 一部のウィルスはあり

 

上記に表したインフルエンザと風邪の違いを見ても分かるように、インフルエンザはかかると、とてもつらい病気ですね。

ではインフルエンザの症状について、よくある疑問をご紹介します(^^)


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インフルエンザで高熱が出た場合でもすぐに下がることはある?

インフルエンザで高熱が出ていても、上記でご説明したように、インフルエンザワクチンを接種したことによって、わずか1日~2日程度で熱が下がることはよくあります。

注射器

ワクチンを接種していないのに、高熱がすぐに下がることはあまりありません。

ただ、すぐに熱が下がったとしても、また上がってくる可能性もありますし、インフルエンザのお薬は指示通りの期間はきちんと服用しましょう。

そして、症状が軽い場合でも感染力は強いので、周囲への感染防止には配慮しましょう(^^)!

単なる頭痛とインフルエンザの頭痛との見極めのポイントとは?

インフルエンザの症状のひとつとして、頭痛があります。

ガンガンして、とてもつらい

頭がガンガンして、とてもつらい症状ですね。

このインフルエンザの頭痛と、単なる頭痛とを見極めるポイントとは、やはりその他の症状があるかどうかです。

頭痛の原因によっては、悪化すると吐き気や嘔吐が出ることもあります。

そういった特別な症状を除く「単なる頭痛」では、発熱や筋肉痛・関節痛などを伴うことはまずありません。

インフルエンザの特有な症状を伴っていなければ、ただの頭痛と考えていいでしょう(^^)

ただ、症状が変化する場合もありますので2~3日は経過を見てくださいね!

A型インフルエンザでも吐き気は起こるの?

A型インフルエンザではあまり吐き気などの消化器症状は出ません。

吐き気は、主にB型インフルエンザの症状としてよくみられます。

インフルエンザの症状として吐き気が起こっている場合には、抗インフルエンザ薬が一番効果があります。

吐き気がある時の対処法とは?

吐き気があってつらい、そんな時には無理して食事をしなくても良いので、水分だけはしっかり摂りましょう。

無理して食事を摂っても、もし嘔吐してしまえば、高熱による発汗もあるためすぐに脱水状態になります。

脱水状態にならないよう、少しずつでも良いので水分補給(電解質のバランスを整えるため、スポーツドリンクを飲む)を心がけましょう。

そして、もしそれでも吐き気・嘔吐が治まらないようでしたら、医療機関を受診してくださいね。

医療機関で症状を説明すれば、点滴の治療を受けることもできます。

点滴

インフルエンザのお薬も、吐き気や嘔吐で飲めないとなると症状も改善しません。

そんな時には、飲み薬だけではなく、抗インフルエンザ薬の吸入薬や点滴のお薬もありますので先生に相談しましょう。

吐き気はインフルエンザの症状や、そのお薬の副作用として現れることもあります。

また、実はインフルエンザに関係ない病気が潜んでいる可能性もあります。

抗インフルエンザ薬の効果で、他の症状は治まったのに、吐き気などの症状が治らないといった場合には他の病気も考えて、もう一度医療機関を受診することをおすすめします。

まとめ

今回はインフルエンザの様々な症状、そして、風邪との違いについてご紹介しました。

インフルエンザというのは、いつも年末になると恒例行事のように流行して、いつの間にか治まっていきますね。

ですので、例え自分がかかったとしても、お薬さえ飲んでおけば、まぁ治るだろ…なんて軽く考える人も多いと思います。

しかし、インフルエンザも風邪も、症状が重症化して合併症を起こしたりして、命に関わる病気に変わっていく可能性はあるのです。

この風邪との違いを知っていれば、すぐ病院に行くべきなのかそうでないのかの判断が早くできると思います。

でもただの風邪でも、かかればしんどいものですよね。

ですので、自分で判断できなければ是非病院に行って診察してもらってくださいね(^^)