今回は、『生理用ナプキンのかぶれに効く薬は?痛みやかゆみの対策も説明!』というタイトルでお送りします。
毎月のように、生理が来ると、私達はその間の約1週間前後は、ずっと毎日ナプキン生活をしないといけません。
生理用ナプキンにも色々な種類があって
- 薄いのがいいか、ある程度厚みが欲しいのか
- 長さは長いのがいいのか、短いのかいいのか
- 羽があるのがいいのか、なしがいいか
など、色々悩みます。
そして、中でも自分の肌に一番合った、つけ心地の良いものを選んでいくわけです。
しかし、それでも、その時の体調でナプキンによるかぶれやかゆみなどが出てくることがあります。
実は、私も結構、肌が弱くて生理中はかゆみが出てきて、昔からナプキンの選択には悩み、色々と試して、市販薬の軟膏も試したことがあります。
ですので、ナプキンかぶれで悩んでいる人にとって、この情報が少しでも参考になれば、と思っています。
今回は、そんなナプキンのかぶれに関する次のような内容で説明していきたいと思います。
生理用ナプキンのかぶれに効く薬は?
ナプキンのかぶれと言えば、やはりかゆみが主な症状になります。
ナプキンが触れている陰部のかゆみによく効く薬を紹介します。
市販薬には何がある?
まずは市販で販売されている薬から紹介します。(値段は税込価格です)
フェミニーナ軟膏(15g:950円、30g:1,512円)
小林製薬から販売されている軟膏です。
生理の血液やナプキン、汗むれやおりものによるかゆみに良く効きます。
効能としては、虫刺されや皮膚炎、あせもやただれなどにも使えるようです。
フェミニーナ・ジェル(15g:950円)
これも、小林製薬から販売されている、フェミニーナ軟膏のジェルタイプです。
これは私も使用したことがあります。
軟膏タイプよりは、ベタベタせず、ジェルなのでサラッとした使用感です。
軟膏はやはりベトベトしますよね。
なので、夏場に使う際に購入し、使用してみました。
感想としては、やはりサラッとしていて、付けたあとも付けた感じがせずに、つけ心地はいいです。
そして、数回塗ったらかゆみもほぼなくなって、とても使用しやすい感じです。
フェミニーナ・ミスト(15ml:950円、30g:1,080円)
フェミニーナの軟膏やジェルタイプとは全く違っていて、ミストになっているので、手を汚さずに使用できますね。
内容的には、上記のフェミニーナ軟膏・ジェル・ミストタイプと成分はほぼ同じです。
あとは、使用感で選ばれたらいいかと思います。
デリケア(クリーム)(15g:880円、30g:1,280円)
ムヒなどで知られている、池田模範堂から販売されています。
フェミニーナ軟膏よりも少しかゆみを抑えてくれる成分は少ないようです。
ですので、フェミニーナ軟膏より効果が弱いようですが、お肌には優しい弱酸性クリームです。
あまり、ベタツキは気にはならないようです。
ドルマイコーチ軟膏(6g:850円)
ゼリア新薬工業から販売されています。
この軟膏には、ステロイド剤が入っています。
かゆみがひどい時や、症状が悪化した場合に使われるのがいいと思います。
軟膏類に入っているステロイドはそれほど多い量は入っていないので、副作用などは心配いらないでしょう。
ただ使い続けても、効果がない場合には、別の病気の可能性もありますので、そんな時は医師に診てもらいましょう。
個人的には、やはり、フェミニーナ軟膏やジェルがいいかと思います。
季節によって使い分けるのもいいかと思います。
例えば、冬場ならむれにくいので軟膏タイプを使って、夏場なら使い心地のサラッとしたジェルタイプを使ってみるといった方法ですね。
では、病院を受診した場合にはどんなお薬が出るのしょう?
病院で処方される薬は?
ナプキンによるかぶれや、むれなどでかゆみがあり、受診した場合に処方されるのは、リンデロンVG軟膏という軟膏です。
これは、炎症を抑えてくれるステロイド剤と抗菌作用のある抗生物質が配合されたもので、皮膚のかゆみや、赤み、腫れなどを軽くしてくれます。
これは、医療現場でも大変よく使っている軟膏で、かゆみがある湿疹などにはよく効く軟膏です。
軽い湿疹やかぶれなどのかゆみには、2~3日塗ったらすぐ治ると思います。
では、次にナプキンでかぶれた痛みやかゆみの対策について紹介していきたいと思います。
ナプキンかぶれの痛みやかゆみ対策
ナプキンかぶれの症状が少しでも改善するような対策を紹介していきます。
ナプキンは3時間程度を目安に交換する
ついついトイレに行くタイミングがなかったり、生理の経血量が少なかった場合に交換時間をずらしてしまいませんか?
でもそれは、衛生面でも、肌にとって良くありません。
血液やおりものの汗、むれなどがありますので、なるべく3時間程度で交換するようにしましょう。
ナプキンは自分の肌に合ったものを選択する
ナプキンも今では改良に改良を重ねられて、肌に良いものが沢山出ています。
ただ、自分の肌に合うものかどうかは、実際につけてみないとわからないので、色々試してみてください。
そして、羽のあるナプキンをつける時に、その羽が折れ曲がったりしていて、肌にくっついていて肌が荒れたという意見をよく聞きます。
ですので、きちんと当てるというのもポイントですね。
最近では布ナプキンも販売されていますので、試してみるのもいいと思います。
ちなみに、私がおすすめなのは「しあわせ素肌」の羽あり(^^)
そして、娘がおすすめなのは「はだおもい」の羽なしです(^^)
トイレや入浴時に陰部を洗浄する際は優しく洗う
トイレや入浴の際に陰部を洗浄する際、よくボディソープなどを使用して、ゴシゴシ洗う人がいます。
これは、厳禁です。
確かに肌に血液やおりものが付いて時間が経つと、すごい不快感を感じますね。
血液が肌の上で固まると、なんだか不快ですし、かゆくなることがあります。
ですので、ついついゴシゴシ洗いたくなりますが、なるべく優しく洗ってください。
ナプキンでかぶれて痛みやかゆみが出る時は、だいたい生理も後半に差し掛かった、経血量がやや少なめになった時にも多いようです。
実際、私もそう感じますが、経血量が少ないとナプキンの乾燥している面と肌が当たっている時間が長くなりますよね。
そうすると、体験した人は多いと思うのですが、乾いた血液がついた肌とナプキンが、余計くっつきやすくなる感じがします。
そして、量が少ないので、なかなかナプキンを交換しなくなるともっとかゆみが出てきます。
そこで、そこでゴシゴシ洗浄してしまうと、肌も傷ついたり、陰部で自浄作用ができなくなり、更にかぶれなど症状が悪化していまいます。
なので、血液をサッと洗い流す感じで、なるべく優しく洗いましょう。
汗やおりもので、むれがひどくならないように通気性の良い下着や衣服を身につける
下着はやはり綿などの素材が良いと思います。
そして、ストッキングやタイツ、レギンスやスパッツ、ジーンズなども通気性が悪いので、せめて生理中は避けておいたほうがいいと思います。
ストッキングも、可能なら膝までのものにするとか、タイツも靴下に変えてみるなどで様子をみるほうがいいと思います。
寝不足や疲れをためないようにする
寝不足や疲れでストレスが溜まってしまうと、身体の免疫力も低下して、皮膚の外部からの刺激に対する抵抗力も弱ってきます。
なるべく、規則正しい生活で、しっかり睡眠をとって、体調を整えましょう。
なかなか症状がよくならない時は受診する
市販薬の軟膏類を試しても、あまり改善が見られないときには、産婦人科または婦人科などを受診するようにしましょう。
かぶれが悪化したまま、放置しておくと、悪化して感染など起こすと余計に治療期間が長くなります。
かぶれの症状は早めに治しておくようにしましょう。
生理用ナプキンのかぶれに関するまとめ
今回はナプキンのかぶれに効くお薬や、痛み・かゆみ対策などを説明してきました。
ここで、まとめてみましょう。
・フェミニーナ軟膏
・フェミニーナ・ジェル
・フェミニーナ・ミスト
・デリケアクリーム
・ドルマイコーチ軟膏
・リンデロンVG軟膏
・ナプキンは3時間程度を目安に交換する
・ナプキンは自分の肌に合ったものを選択する
・トイレや入浴時に陰部を洗浄する際は優しく洗う
・汗やおりもので、むれがひどくならないように通気性の良い下着や衣服を身につける
・寝不足や疲れをためないようにする
・なかなか症状がよくならない時は受診する
などです。
毎月毎月、生理はやってきますが、くるだけでも面倒だと思うのに、そこにかぶれなどの症状があったら、とてもストレスです。
色々な対策をとっても、体調が悪いとまたすぐに再発してしまうので、まずは体調を整えるようにしましょう。