今回は、『梅毒の症状であるしこりは痛みやかゆみがある?色など特徴を写真で説明!』というタイトルでお送りします。
2015年に入り急に患者数が増えている梅毒という病気は、性行為によって感染していく性感染症のひとつです。
梅毒というのは、その症状の経過によって1期から4期まであり少し長い経過をたどります。
そんな中、初期の頃にできる「しこり」というのは、よく知られている梅毒の症状のひとつでもあります。
今回は、梅毒の症状のひとつである「しこり」を取り上げて説明していきたいと思います。
梅毒の症状であるしこりは痛みやかゆみがある?
梅毒の症状である「しこり」は梅毒に感染したときに一番最初に出る初期症状です。
しこりは、主に性行為などで感染が起きた場所にできることが多いです。
例えば、陰部(男性は陰茎、女性では大・小陰唇など)、唇や口の中、肛門部などにできます。
また、鼠径部(そけいぶ)という脚の付け根のあたりのリンパ節が腫れてコリコリとしたものが触れることもあります。
そして、これらのしこりはかゆみや痛みなどを感じることはありません。
では、梅毒の症状であるしこりの色など特徴についてはどうでしょうか。
それらについて説明していきましょう。
梅毒の症状であるしこりの色や特徴を写真で説明!
では、写真を見てみましょう。
下記の写真は、唇にできたしこりです。
しこりの色は、皮が剥けたような唇の色より少し赤っぽい感じになっていますね。
そして、下記の画像はイラストですが、陰部にはこのような感じでしこりができます。
男性の場合はペニスにできて、女性の場合は膣や陰唇、また肛門付近にもできます。
ここでは画像に「潰瘍(かいよう)」と書いてありますが、しこりの部分の皮膚がえぐれたようになることを潰瘍といいます。
しこりは潰瘍のようになってしまうこともあります。
そして、色はやはり皮膚の色より少し赤っぽい様子です。
では、次にしこりの特徴について説明しましょう。
梅毒でできるしこりのほとんどは、複数個ではなく一個だけのことが多いです。
また、しこりの硬さですが、表面を触ると少し弾力があります。
そして、これまでにも説明してきたように、痛みやかゆみなどの症状はありません。
しこりはできてから約1か月で治まってきて、やがては消えます。
しかし、症状が治まったとしても菌は身体の中で増え始めて病状は進行していきます。
これらが梅毒の初期にできるしこりの特徴です。
これらの特徴を知れば、もっと気づきやすくなると思います。
女性の場合は外陰部などにできると、外からすぐに見えないのでなかなかわかりずらいかと思いますが、触れたときになにか違和感があるなどして気付いた時にはすぐに受診するようにしましょう。
梅毒の症状であるしこりの色や特徴についてのまとめ
今回は、梅毒の症状であるしこりについて説明してきました。
では、まとめてみましょう。
しこりはできても、その部分に痛みやかゆみはありません。
しこりの色はその皮膚の皮が剥けたような少し赤っぽいような色になります。
特徴としては、しこりのほとんどは複数個ではなく一個だけのことが多いです。
しこりの硬さですが、表面を触ると少し弾力があります。
梅毒の症状であるしこりには痛みやかゆみがないため、そのまま放置してしまいがちではありますが、このように画像でみると明らかに正常ではありません。
少しでも違和感を感じたり、「なんだかおかしいな」と感じたら、すぐに病院に行き検査をしてもらうことをおすすめします。
また、梅毒の症状についてはこちらに詳しく説明していますので、ご覧ください。↓
梅毒の末期の症状についてはこちらの記事をご覧ください。↓
梅毒の原因菌についてはこちらの記事をご覧ください。↓
梅毒の潜伏期間についての記事は、こちらの記事をご覧ください。↓
梅毒の感染経路についてはこちらの記事をご覧ください。↓
梅毒の検査方法などについては、こちらの記事をご覧ください。↓
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