看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『糖尿病の看護の基本|分類・合併症・観察項目・患者指導をまとめて解説』というタイトルでお送りします。




 

糖尿病看護の全体像|病型・合併症・治療・指導を押さえる

糖尿病看護の基本は、「患者さんが糖尿病を悪化させず、無理なく生活を続けられるように支えること」です。
この記事では、病型の違い、合併症、治療、観察項目、患者指導、認定看護師の役割までを順番に整理します。

糖尿病は、病型によって治療の中心が変わります。
合併症は、起こる仕組みも観察のポイントも異なります。
まずは全体像を頭に入れておくと、現場で迷いにくくなります。

看護学生さんや新人看護師さん、他科から異動してきた看護師さんにとって、糖尿病は覚えることが多い分野に感じられるかもしれません。
そこで本記事では、「何を、なぜ観察するのか」という理由を添えて説明します。

POINT 糖尿病看護は「病型を知る」「合併症を見逃さない」「治療を理解する」「本人が決める支援をする」の4つを軸に整理すると、学びやすくなります。

以下の表は、この記事で扱う内容の見取り図です。
気になる章から読み進めても構いません。

章 押さえたいこと
病型 1型・2型・その他・妊娠糖尿病で、看護の前提が変わる
合併症 急性は緊急対応、慢性は早期発見と予防が中心
治療 食事・運動・薬物の3本柱
観察項目 血糖値・HbA1c、足、注射と測定の手技
患者指導 否定せず聴き、本人が目標を決められるよう支える
認定看護師 療養支援・教育・啓蒙の3本柱

糖尿病とはどんな病気か(症状と概要)

糖尿病とは、インスリンの分泌が足りない、あるいはインスリンが十分に働かないことで、血糖値の高い状態が慢性的に続く病気です。
インスリンは、膵臓のβ細胞で作られるホルモンで、血液中のブドウ糖を細胞に取り込む手助けをしています。

インスリンが不足したり、働きが弱まったりすると、ブドウ糖を細胞がうまく使えなくなります。
その結果、血液中にブドウ糖があふれ、高血糖の状態が続きます。

代表的な症状は、次のとおりです。

  • のどが渇く(口渇)
  • 水をよく飲む(多飲)
  • 尿の量や回数が増える(多尿・頻尿)
  • 体重が減る
  • 疲れやすい、だるい
  • 目がかすむ
  • 感染しやすい、小さな傷が治りにくい

ただし、初期は自覚症状がほとんどない場合も少なくありません。
健康診断や、別の病気で受診した際に血糖値の異常を指摘されて気づく方もいます。

「症状がないから大丈夫」と考えてしまうと、気づかないうちに合併症が進むことがあります。
症状の有無だけで患者さんの状態を判断しない姿勢が大切です。

糖尿病は、成因によって大きく4つに分類されます。
1型糖尿病、2型糖尿病、その他の特定の機序・疾患による糖尿病、そして妊娠糖尿病です。
次の章で、それぞれの特徴と看護の違いを見ていきましょう。

看護師の役割は「無理なく生活できる支援」

糖尿病看護における看護師の大きな役割は、患者さんが糖尿病を悪化させずに、無理なく生活していくための支援だと紹介されています。
治療そのものは医師が方針を決めますが、毎日の生活の中で治療を続けるのは患者さん自身です。

そのため、看護師がまず取り組みたいことは、大きく2つに整理できます。

  1. 患者さんの思いや考え方を理解し、信頼関係を築く
  2. そのうえで、退院後の生活の改善方法を、患者さん自身が考えて決められるよう支える

医療者が一方的に「ああしてください」と指導しても、生活の中では続きにくいことがあります。
患者さんが自分で考えて決めた目標のほうが、無理なく続けやすいと言われています。

また、糖尿病は一生つきあう可能性のある病気です。
治療を「やらされるもの」と感じてしまうと、気持ちが離れてしまうこともあります。
「失敗しても気軽に相談できる存在」になることが、看護師の腕の見せどころです。

入院の理由が糖尿病以外であっても、糖尿病を併せ持つ患者さんは多くいらっしゃいます。
他科の病棟でも、糖尿病の視点を持って関わることが求められます。

糖尿病の分類と病型ごとの看護の違い

糖尿病は、病型によって原因も治療も、看護で気をつける点も変わります。
病型を最初に確認することが、看護の前提になります。

「糖尿病」と一言で言っても、同じ対応が当てはまるとは限りません。
たとえば、インスリン治療の位置づけは、1型と2型でまったく異なります。

以下に、4つの分類をまとめます。

病型 主な成り立ち 看護で意識したいこと
1型糖尿病 膵β細胞が壊れ、インスリンが欠乏する インスリン治療の継続、中止・減量による急性合併症の予防
2型糖尿病 遺伝因子に生活習慣などの環境因子が加わる 食事・運動・薬物療法の継続を支える生活支援
その他の糖尿病 遺伝子異常、膵疾患、内分泌疾患、薬剤などが原因 原因となる病気や薬の把握、背景疾患との両面の観察
妊娠糖尿病 妊娠中に初めて見つかる糖代謝異常 妊娠中の血糖管理と、出産後の定期的な検査の勧め

この表を頭に置きながら、各病型の詳細を読んでいきましょう。
受け持ち患者さんの病型は、カルテや問診で必ず確認する習慣をつけたいところです。

1型糖尿病(インスリン欠乏と中止時の注意)

1型糖尿病は、インスリンを作る膵β細胞が破壊され、インスリンが欠乏することで発症します。
主な原因として自己免疫の異常が挙げられますが、原因がはっきりしないものもあります。

肥満や生活習慣とは関係なく発症し、小児や若い方に多く見られるのが特徴です。
患者さん自身がインスリンを作れない状態のため、体の外からインスリンを補うインスリン治療が中心になります。

1型糖尿病は、発症のしかたによって次の3つに分けられます。

  • 劇症1型糖尿病:非常に急激に進み、1週間前後でインスリン依存状態に至ることがあります。
  • 急性発症1型糖尿病:口渇、多飲、多尿などの症状が出てから、数か月でインスリン依存状態になります。
  • 緩徐進行1型糖尿病:発症時はインスリン非依存状態で、2型糖尿病と診断されることもあります。ゆっくりインスリン分泌が低下し、最終的にインスリン依存状態になります。

看護で特に大切なのは、インスリンを中止したり減らしたりした場合のリスクです。
1型糖尿病の患者さんがインスリンを中止・減量すると、糖尿病性ケトアシドーシスを起こすことがあります。

食欲がない日や、体調を崩した日に、「食べないからインスリンも打たない」と自己判断してしまう方もいます。
そうした場面でどうすればよいかを、あらかじめ主治医の方針に沿って共有しておくことが重要です。

また、若い方が多いため、学業や仕事、人間関係との両立にも目を向けましょう。
注射や血糖測定を人前で行うことへの抵抗感など、心理面の悩みにも寄り添う姿勢が求められます。

2型糖尿病(生活習慣と遺伝が関わる)

2型糖尿病は、インスリンの分泌が低下したり、インスリンが効きにくくなったりする体質(遺伝因子)に、過食、運動不足、喫煙、ストレスなどの環境因子が加わって発症します。
生活習慣病のひとつに数えられ、糖尿病の大部分を占めています。

中高年に多く、家族に糖尿病の方がいる場合は発症のリスクが高まるとされています。
ゆっくり進行するため自覚症状に乏しく、気づいたときには合併症が進んでいるケースもあります。

2型糖尿病の治療の柱は、食事療法、運動療法、薬物療法です。
まず食事と運動に取り組み、それでも血糖コントロールが難しい場合に、経口血糖降下薬や、必要に応じてインスリン治療が検討されます。

看護では、生活背景を丁寧に聴き取ることがスタートになります。
仕事の時間帯、食事の準備を誰がしているか、間食の習慣、運動の機会などが、治療の続けやすさに直結します。

ここで気をつけたいのは、「生活習慣が原因」という言葉が、患者さんを責めるように聞こえてしまうことです。
遺伝的な体質も関わっており、本人の努力不足だけが原因とは言えません。
責めるのではなく、これからの生活を一緒に考える姿勢で関わりましょう。

POINT 1型は「インスリンを止めない支援」、2型は「生活を無理なく整える支援」が看護の軸になります。

その他の糖尿病・妊娠糖尿病

「その他の特定の機序、疾患による糖尿病」には、遺伝子異常、膵疾患、肝疾患、内分泌疾患、感染症などが原因となるものがあります。
ステロイド、利尿薬、抗精神病薬といった薬剤が原因で発症した場合も、ここに分類されます。

この場合は、原因となっている病気や薬の影響を把握することが大切です。
他の病気の治療で入院している患者さんでは、使用中の薬と血糖値の変化をあわせて観察しましょう。

妊娠糖尿病は、「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病に至っていない糖代謝異常」と定義されています。
妊娠すると、胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモンが分泌され、インスリンが効きにくい状態になりやすくなります。

出産後に血糖値が正常に戻る場合が多いとされています。
しかし、将来的に糖尿病へ移行するリスクもあるため、出産後も定期的な検査を続けることが大切です。

妊娠糖尿病の患者さんは、赤ちゃんへの影響を心配して不安を抱えやすい時期でもあります。
血糖管理の方法をわかりやすく伝えるとともに、気持ちの面も受け止める関わりが望まれます。

産後は育児で自分の検査が後回しになりがちです。
退院時に、定期検査の大切さを丁寧に伝えておくと安心です。

糖尿病の合併症と観察すべき危険な状態

糖尿病の合併症と観察すべき危険な状態

糖尿病の合併症は、「急性合併症」と「慢性合併症」に大きく分けられます。
急性合併症は、インスリンの作用が急激に低下して起こり、迅速な対応が必要です。

慢性合併症は、高血糖が長い期間続いた結果、神経、網膜、腎臓、血管などが傷つくことで起こります。
初期は自覚症状が乏しいため、看護師の観察と、定期検査へのつなぎが重要になります。

慢性合併症のうち、糖尿病に特有の細い血管の障害(細小血管症)として、神経障害・網膜症・腎症の3つが「三大合併症」と呼ばれます。
太い血管の動脈硬化による大血管症は、糖尿病でなくても起こりますが、糖尿病があるとリスクが高まります。

合併症を知ることは、「どんな変化を見逃してはいけないか」を知ることでもあります。
急性と慢性、それぞれの観察の視点を整理していきましょう。

急性合併症(ケトアシドーシス・高浸透圧高血糖状態・低血糖)

急性合併症として押さえたいのは、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖状態、低血糖の3つです。
いずれも、意識障害などにつながる可能性があるため、早めの気づきが重要です。

糖尿病性ケトアシドーシスは、インスリンが極度に欠乏することで起こります。
主に1型糖尿病の発症時や、1型の患者さんがインスリンを中止・減量したときに多く見られます。

ブドウ糖を使えなくなった細胞は、代わりに脂肪を分解してエネルギーにしようとします。
その過程でケトン体という酸性の物質が増え、血液が酸性に傾いた状態がケトアシドーシスです。
高度の脱水や意識障害につながるおそれがあり、輸液やインスリン投与などの迅速な医療対応が必要とされています。

高浸透圧高血糖状態は、著しい高血糖と高度な脱水により、循環が保てなくなる状態です。
主に2型糖尿病の患者さんに見られ、感染症、脳血管障害、心血管障害のほか、利尿薬やステロイドの使用、高カロリー輸液などが誘因となることがあります。

高齢の方は、体の水分量が少なく、のどの渇きを感じにくくなるため、脱水になりやすいと言われています。
そのため高浸透圧高血糖状態のリスクが高く、水分摂取の状況を意識して見ておきたいところです。

低血糖は、薬の作用に対して食事量が少ない場合や、運動が重なった場合などに起こりやすい状態です。
冷や汗、手の震え、動悸、強い空腹感、ぼんやりする、といった様子が見られたら、すぐに血糖測定と、院内の手順に沿った対応が必要です。

低血糖時の具体的な対応は、施設の手順や医師の指示に従ってください。
患者さん本人にも、「どんな症状が出たら周囲に知らせるか」を前もって伝えておきましょう。

急性合併症 起こりやすい場面 観察のポイント
糖尿病性ケトアシドーシス 1型の発症時、インスリンの中止・減量 脱水、意識の状態、口渇・多尿、体調不良の有無
高浸透圧高血糖状態 感染症、高齢、利尿薬・ステロイドの使用 水分摂取量、脱水の徴候、意識の状態
低血糖 食事量の減少、薬の作用、運動後 冷や汗、震え、動悸、ぼんやり感、血糖測定

意識の変化や強い脱水が見られたときは、ひとりで抱え込まず、すぐに医師や先輩看護師へ報告しましょう。

慢性合併症(神経障害・網膜症・腎症・大血管症)

慢性合併症は、高血糖が長く続くことで、少しずつ進みます。
初期は症状がほとんどないため、「症状が出てから対応する」のでは遅れてしまうことがあります。

糖尿病性神経障害は、三大合併症の中でも早く現れやすく、発症頻度が高いとされています。
主に、感覚・運動神経の障害と、自律神経の障害があります。

  • 感覚・運動神経:しびれ、冷え、自発痛、感覚の鈍さ、こむらがえりなど。足の先から始まることが多いとされています。
  • 自律神経:立ちくらみ(起立性低血圧)、排尿障害、下痢、便秘、発汗の異常など。

感覚が鈍くなると、傷ややけどに気づきにくくなります。
この点が、次の項で説明する足病変につながります。

糖尿病性網膜症は、高血糖により網膜の細い血管が傷つくことで起こります。
進行の程度によって、単純網膜症、増殖前網膜症、増殖網膜症の3段階に分けられます。

初期は自覚症状がありません。
進むと視界のかすみが出て、さらに進行すると急な視力低下や飛蚊症、網膜剥離などにつながることがあります。
そのため、定期的な眼底検査を受けることが、早期発見の鍵になります。

糖尿病性腎症は、高血糖により腎臓の糸球体が傷つくことで起こります。
腎機能の程度により、第1期(腎症前期)から第5期(透析療法期)までの5段階に分けられます。

初期は症状がほとんどなく、進行に伴って蛋白尿、むくみ、だるさ、貧血症状などが現れます。
治療では、血糖コントロールに加えて、血圧の管理や蛋白制限などが行われます。

大血管症は、動脈硬化による病気の総称です。
虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症などが含まれます。

糖尿病があると、脂質代謝の異常なども重なり、動脈硬化が起こりやすくなります。
血糖だけでなく、血圧やコレステロールの管理も大切だと紹介されています。

慢性合併症 障害される部位 看護での着眼点
神経障害 末梢神経・自律神経 しびれ、感覚の鈍さ、立ちくらみ、排尿・排便の変化
網膜症 網膜の細い血管 見え方の変化、眼底検査を受けられているか
腎症 腎臓の糸球体 むくみ、だるさ、尿検査や血圧の経過
大血管症 脳・心臓・下肢などの太い血管 胸の症状、麻痺やしびれ、足の冷え、血圧・脂質の管理

シックデイと糖尿病足病変

急性・慢性の合併症のほかに、とくに注意したい状態が2つあります。
それが「シックデイ」と「糖尿病足病変」です。

シックデイとは、糖尿病の患者さんが感染症などで発熱、下痢、嘔吐を起こしたり、食欲がなく食事がとれなくなったりして、血糖コントロールが不安定になった状態を指します。
このとき、インスリンの量の調整や、経口血糖降下薬の中止・減量が検討される場合があります。

ここで重要なのは、患者さん自身の判断で、インスリンや薬を勝手に中止・減量しないことです。
自己判断で中断すると、ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖状態を招くおそれがあります。

そのため、元気なうちに次のような点を、患者さんと共有しておくと安心です。

  • シックデイのとき、インスリンや薬はどうするか(主治医の指示に従う)
  • どんな症状が出たら、主治医や看護師に連絡するか
  • 連絡先はどこか、夜間や休日はどうするか
  • 水分を、こまめにとること

糖尿病足病変は、神経障害や血管障害が原因で起こる足のトラブルです。
靴ずれ、やけど、小さな外傷、感染などがきっかけになります。

神経障害があると、痛みやかゆみを感じにくく、重症化するまで気づかないことがあります。
血流が悪くなると、潰瘍や壊疽に進み、発見や治療が遅れた場合は、下肢の切断に至ることもあると言われています。

足病変は、毎日のケアと早期発見で予防につなげられる合併症です。
患者さん自身が毎日足を見る習慣を持てるよう、具体的な方法を伝えていきましょう。
詳しいチェック項目は、観察項目の章で取り上げます。

POINT シックデイの対応と足のセルフチェックは、「困ってから」ではなく「元気なうちに」伝えておくことが大切です。

糖尿病の治療|食事・運動・薬物療法

糖尿病の治療|食事・運動・薬物療法

糖尿病の治療の柱は、食事療法、運動療法、薬物療法の3つです。
これらを組み合わせて血糖コントロールを行い、糖尿病の進行を抑え、合併症を防ぐことを目指します。

治療の目標は、糖尿病のない方と変わらない日常生活を送り、寿命を確保することだと紹介されています。
看護師は、治療の内容を理解したうえで、患者さんが生活の中で続けられるよう支えます。

2型糖尿病では、まず食事療法と運動療法に取り組み、それで十分な血糖コントロールが難しい場合に薬物療法が検討されます。
1型糖尿病では、インスリン治療が中心になります。

「薬を使い始める=悪化した」とは限りません。
患者さんがこの点を誤解していることも多いため、看護師が正しく伝える役割も担います。

治療の柱 主な目的 看護でのかかわり
食事療法 適正なエネルギー量で、バランスよく規則正しく食べる 食事内容・時間・量の把握、本人が続けられる工夫
運動療法 血糖コントロールの安定、肥満の予防、合併症の予防 体調や合併症に配慮した運動の確認
薬物療法 体の外からインスリンを補う、分泌や働きを助ける 手技・服薬状況・低血糖の観察

食事療法

食事療法は、1日の適正なエネルギー量を決めることから始まります。
年齢、性別、体重、身体活動量、血糖値、合併症の有無などをもとに算出され、最終的に主治医と相談して決められます。

食事の基本は、炭水化物、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素をバランスよく含んだ食事を、1日3回、規則正しくとることです。
食事を抜くと、次の食事で一度にたくさん食べやすくなり、血糖値が上がりやすくなります。
食後すぐに寝てしまうことも、血糖値が上がりやすい習慣として挙げられています。

食事療法を進めるうえでは、患者さんに「なぜ必要なのか」を理解してもらうことが欠かせません。
医師や管理栄養士と連携しながら、理解を助ける関わりを心がけます。

よくある誤解として、「食べてはいけないものがある」と思い込み、食事がつらくなってしまうケースがあります。
一方で、「野菜だから食べても大丈夫」といった思い込みもあります。
まず患者さんが何をどう考えているかを聴き取ることが、指導の第一歩です。

体重のコントロールが必要な場合の目安として、BMIを参考にすることがあります。
BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で算出する肥満度の指標です。
目標の値は年齢によって異なるため、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」などを確認し、主治医の方針に沿って考えましょう。

運動療法

運動療法には、糖の利用が進んで血糖コントロールが安定しやすくなる、肥満の解消・予防につながる、合併症の予防に役立つ、といった多くのメリットがあります。
運動には、有酸素運動とレジスタンス運動の2種類があります。

  • 有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど。比較的長い時間をかけて行います。
  • レジスタンス運動:腕立て伏せ、スクワット、ダンベル体操など、筋肉に繰り返し負荷をかける運動です。

目安として、有酸素運動はできるだけ毎日、少なくとも週に3〜5回、1回20〜60分、週の合計で150分以上が推奨されると紹介されています。
レジスタンス運動は週に2〜3回が目安です。

ただし、虚血性心疾患などの合併症がある方には、レジスタンス運動が勧められない場合があります。
運動を始める前に、合併症の有無や体調を医師に確認することが大切です。

運動が苦手な患者さんには、ハードルを下げる工夫が役立ちます。
たとえば、買い物のついでに少し歩く、階段を使う、一駅分歩く、歩数計をつけて記録する、といった方法です。
「運動=特別なこと」と思わず、日常生活に少し足す発想で提案すると、受け入れてもらいやすくなります。

また、薬を使っている方は、運動の前後に低血糖が起こらないか、注意して見守りましょう。
足にトラブルがある場合は、運動の種類や靴の選び方にも配慮が必要です。

薬物療法(インスリン製剤・経口血糖降下薬・GLP-1受容体作動薬)

糖尿病の薬物療法には、インスリン製剤、経口血糖降下薬、GLP-1受容体作動薬などがあります。
どの薬を使うかは、患者さんの病型、状態、合併症、ライフスタイルなどを考えて、医師が決めます。

インスリン製剤は、効き始めるまでの時間や効果の続く時間によって、超速効型、速効型、中間型、持効型溶解、混合型、配合溶解などに分類されます。
皮下注射、あるいは静脈注射で投与します。

1型糖尿病では、インスリンを体の外から補うことが治療の中心です。
2型糖尿病でも、食事療法・運動療法・内服薬で血糖コントロールが難しい場合などに、必要に応じて用いられます。

経口血糖降下薬は、インスリンの分泌を促したり、インスリンの働きにくさを改善したりする飲み薬です。
種類が多く、患者さんの状態に合わせて1剤または2剤以上が使われます。

GLP-1受容体作動薬は、インスリンの分泌を促し、血糖を上げるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑えて、血糖コントロールを図る注射薬と紹介されています。

看護師としては、薬の名前や量を暗記するよりも、次のような観点で関わることが大切です。

  • 指示どおりに使えているか(飲み忘れ、打ち忘れ)
  • 低血糖の症状が出ていないか
  • 食事の量や時間と薬のタイミングが合っているか
  • 患者さんが薬に対してどんな気持ちを持っているか

薬の種類や量、変更の判断は、必ず医師の指示に従います。
気になる様子があれば、自分で判断せず、医師や薬剤師に相談しましょう。

薬物療法は、ほかの治療と切り離せません。
食事を抜いた日に薬だけ使うと低血糖のリスクがあるなど、食事や運動と薬は密接につながっています。
「3つの柱をまとめて見る」視点を持つことが、看護の質を高めます。

看護師が見る観察項目・チェックポイント

糖尿病看護の観察は、「数値」「体の様子」「できているか」の3つの視点で考えると整理しやすくなります。
数値とは血糖値やHbA1c、体の様子とは足や皮膚、できているかとは自己管理の手技や生活のことです。

観察の目的は、合併症の早期発見と、治療がうまく進んでいるかの確認です。
また、観察を通じて患者さんの生活や考え方を知ることが、指導のヒントにもなります。

糖尿病による症状は、患者さんごとに異なります。
ふだんの行動や言葉もよく観察して、治療をよりよくするヒントを探しましょう。

すでに指導を行っている患者さんでは、「指導した内容が実践できているか」も確認します。
食事指導をしたなら、1日の摂取エネルギーや、朝・昼・夕の内容を見ます。
運動指導をしたなら、頻度、時間、方法を確認します。

観察の視点 主な項目
数値 血糖値、HbA1cの推移、血糖測定ノートの記録
体の様子 足の皮膚・爪・感覚、見え方、むくみ、意識の状態
できているか 血糖測定・注射の手技、注射部位、食事・運動・服薬の実践
気持ち・生活 病気の受け止め、家族の支援、仕事や生活リズム

血糖値・HbA1cの推移

血糖値とHbA1cは、血糖コントロールの状態を知る基本の指標です。
数値は1回分だけでなく、推移として見ることが大切です。

血糖値は、その時点の血液中の糖の量を示します。
一方、HbA1cは、血液中の糖化ヘモグロビンの量を示す値で、検査前の1〜2か月の血糖の状態が反映されると紹介されています。
つまり、血糖値は「今」、HbA1cは「ここしばらくの傾向」を映す数字だと考えるとわかりやすいでしょう。

患者さんが血糖測定ノートを持っている場合は、数値の上がり下がりについて、一緒に振り返ってみましょう。
「この日は高かったですね、何か思い当たることはありますか」と聞くと、食事や体調、ストレスなどの原因が見えてくることがあります。

数値だけを見て「悪い」「良い」と評価するのではなく、背景にある生活を聴き取ることがポイントです。
数値の変化を、患者さん自身が気づくきっかけにすると、自己管理の意欲につながります。

目標とする数値は、年齢や合併症、治療内容などで異なります。
施設の基準と主治医の方針を確認して、観察に活かしましょう。

足の状態のチェック

足は、糖尿病で最も異常に気づきにくく、重症化しやすい部位のひとつです。
神経障害や血流の悪化があると、小さな傷が大きな問題につながることがあります。

観察では、次のような点を確認します。

  • 傷、水疱、潰瘍がないか
  • かかとのひび割れがないか
  • 皮膚の乾燥や変色はないか
  • たこ、うおのめがないか
  • 爪の変形、爪の周りの炎症はないか
  • 足先のしびれ、冷え、感覚の異常はないか
  • 靴ずれを起こしやすい靴を履いていないか

こうした変化が見られたときは、足病変の可能性があるため、早めの対処が必要です。
気づいた時点で、速やかに医師へ報告しましょう。

入院中に患者さんの足を見る際は、足の裏や指の間まで確認します。
患者さん自身が見えにくい部分なので、看護師の目が頼りになります。

また、患者さんには、毎日自分で足を見る習慣をつけてもらうことが理想です。
鏡を使う、家族に見てもらうなど、その方に合った方法を一緒に考えましょう。
「痛くないから大丈夫」と考えず、見た目の変化で判断するよう伝えることが大切です。

自己注射・血糖測定の手技と注射部位

入院中に、インスリン注射や血糖の自己測定が正しくできているかを確認することも、重要な観察です。
確認するときは、患者さんが実際に行う場面を直接見ることが大切だと紹介されています。

「できます」と答えていても、実際には細かな部分で手技が抜けていることがあります。
たとえば、針は刺しているのにボタンを押していなかった、というケースも、まれにあるそうです。

注射部位の確認も欠かせません。
同じ場所に長い間注射を続けると、皮膚が硬くなることがあります。
硬くなった部分に注射をすると、インスリンの吸収が悪くなるため、注射部位を実際に触って確認することが大切です。

手技や自己管理の確認では、次の点を見ておきましょう。

  1. 血糖測定の手順は正しいか
  2. 測定した値を記録しているか
  3. インスリンの準備から注射までの流れは正しいか
  4. 注射部位を毎回少しずつ変えているか
  5. 注射部位の皮膚に、硬さやしこりがないか
  6. 使った針などの片づけ方を理解しているか

問題が見つかった場合は、退院前に再度の指導を行います。
退院後も重点的に確認してほしい点は、外来に申し送りしておくと、継続した支援につながります。

インスリン注射や血糖自己測定を、患者さん自身が正確にできているかを確認することも大切です。手技や機器の使い方で困っていないかも、確認したいポイントです。
機器の使い方や、データの見方で困っていないかも、確認したいポイントです。

退院後の自己管理を支える患者指導

退院後の自己管理を支える患者指導

糖尿病の治療は、退院後の生活の中で続いていきます。
そのため、入院中の関わりでは、「退院後に本人が続けられる形」を意識することが大切です。

指導の流れは、おおまかに次のように整理できます。

  1. 入院時:生活・価値観・糖尿病への考え方を知り、信頼関係を築く
  2. 入院中:自己注射や血糖測定などの手技を確認する
  3. 退院前:生活を振り返り、本人が退院後の目標を決める
  4. 退院後:外来などに引き継ぎ、継続して支援する

患者指導で大切なのは、「教える」よりも「一緒に考える」姿勢です。
医療者が決めた目標より、患者さんが自分で決めた目標のほうが、続けやすいと言われています。

特に高齢の患者さんでは、身体機能、認知機能、家族の状況なども含めて、慎重に情報を集める必要があります。
一人ひとりに合わせた、オーダーメイドの関わりを心がけましょう。

信頼関係を築き、否定せずに思いを聴く

入院時から入院中にかけて、もっとも大切なのは、患者さんとの信頼関係を築くことです。
そのために、まず患者さんの日常生活、価値観、糖尿病への考え方、現在の状態について情報を集めます。

話を聴いていると、医学的には正しくない考え方や、治療の妨げになりそうな思い込みに出会うことがあります。
そんなときも、すぐに訂正せず、「そう考えていらっしゃるんですね」とまず受け止める姿勢が大切です。

「それは違いますよ」と否定してしまうと、患者さんが本音を話しにくくなり、必要な支援につながらなくなることがあります。

患者さんは、「できていないこと」や「言いづらいこと」を抱えていることも少なくありません。
安心して話せる関係があってこそ、本当の困りごとが見えてきます。

聴き取りのときは、次のような点を意識すると役立ちます。

  • 最初に、できていることや頑張りを認める
  • 「どうしてそう思うのですか」と、理由を穏やかに尋ねる
  • 責めるような言い方や、「ダメですよ」といった言葉を避ける
  • 相手のペースに合わせて、急がずに聴く

この信頼関係が、あとの目標設定をスムーズにしてくれます。

生活の振り返りから目標を一緒に決める手順

退院が近づいたら、患者さんと一緒に生活の振り返りを行います。
朝起きてから寝るまでの1日の流れを順に聞いていくと、食事・運動・薬が実際にどうなっているかが自然に見えてきます。

血糖測定ノートがあれば、それを使って、血糖が上がった日、下がった日の状況を尋ねます。
そうすることで、患者さん自身が「こういうときに上がるんだ」と気づく手助けになります。

目標を一緒に決める手順は、次のように整理できます。

  1. 思いを受け止める:患者さんの考えを否定せず、理解し、頑張りを認める。
  2. 根本の原因を探る:うまくいかない理由の背景に、誤解や心理的なハードルがないかを尋ねる。
  3. 原因を伝え、例を示す:見つかった原因を伝え、必要に応じて改善の方法を例として挙げる。
  4. 本人が決める:患者さん自身が、自分にできそうな方法を選んで目標にする。

たとえば、運動を面倒に感じている方がいるとします。
その背景には、「運動は特別なことで、気軽にはできない」という心理的なハードルがあるかもしれません。

その場合、「買い物のついでに少し歩く」など、日常に足せる方法を例として示すと、本人が自分で選びやすくなります。
大切なのは、看護師が答えを決めるのではなく、本人が納得して選ぶことです。

目標は、大きすぎないものにすることがポイントです。
「毎日完璧に」ではなく、「これならできそう」と思える小さな目標から始めましょう。

よくある失敗は、次のようなものです。

  • 目標をたくさん立てすぎて、どれも続かなくなる
  • 医療者の希望で、目標が決まってしまう
  • 記録をつけること自体が負担になる

こうした失敗を避けるため、目標は少なく、具体的に、本人の言葉でまとめるとよいでしょう。

食事・運動・インスリン・服薬の指導ポイント

ここでは、退院後の生活を想定した、領域ごとの指導ポイントを整理します。
個々の患者さんの状況に合わせて、必要なものを選んで使ってください。

領域 指導のポイント
食事 1日3回、規則正しく食べる。食事を抜かない。間食や「体によさそうな食品」の思い込みがないかを聴き取る。
運動 日常生活に少しずつ足す。歩数計などで見える化する。合併症がある場合は医師に確認する。
インスリン 手技を実際に見て確認する。注射部位を変える。低血糖の症状と対応を伝える。
服薬 飲み忘れ・打ち忘れを防ぐ工夫を一緒に考える。シックデイの対応を共有する。

食事では、「食べてはいけないもの」を並べるよりも、現在の食事のなかで変えられそうな点を見つけるほうが、続きやすい傾向があります。
患者さんの食事の準備を誰がしているかも確認し、必要であれば家族にも説明します。

運動では、生活の流れに組み込みやすい方法を提案します。
無理をして体調を崩さないよう、足の状態や体調に合わせて調整しましょう。

インスリンでは、「注射=重症」という誤解が気持ちの負担になっている方もいます。
糖尿病の重さは、注射の有無ではなく、合併症があるか、進んでいるかで考えること、そして血糖コントロールが合併症の予防につながることを、丁寧に伝えます。

服薬では、生活のなかで目に入る場所に薬を置く、ノートで管理するなど、忘れにくい仕組みづくりを本人と考えます。
低血糖への備えと、シックデイのときの連絡方法も、必ず確認しておきましょう。

これらの指導内容は、一度に詰め込まないことも大切です。
優先順位をつけて、できそうなことから少しずつ進めていきます。

高齢の患者さんへの指導の工夫

高齢の患者さんでは、身体機能や認知機能の低下、家族の高齢化など、さまざまな課題が重なりやすくなります。
入院時から、より慎重な情報収集とアセスメントが必要です。

説明が複雑になると、理解が難しくなる方もいます。
そのため、最低限必要な内容に絞って伝える工夫が有効だと紹介されています。

具体的には、次のような工夫が考えられます。

  • 一度に伝える内容を少なくし、繰り返し確認する
  • 文字を大きくした資料や、絵を使った説明を取り入れる
  • 手技は、実際にやってもらいながら確認する
  • 家族や支援者にも一緒に説明し、協力を得る
  • 水分摂取、低血糖、体調不良時の連絡など、安全にかかわる点を優先する

高齢の方は、のどの渇きを感じにくく、脱水になりやすいと言われています。
水分を意識してとるよう、家族や支援者とも共有しておくと安心です。

また、「完璧を目指さない」ことも大切です。
生活の質を保ちながら、安全に続けられる方法を、本人・家族・医療チームで一緒に考えましょう。

POINT 患者指導は「否定せず聴く→振り返る→本人が決める」の順で進めると、退院後も続きやすい目標になります。

糖尿病看護認定看護師の役割と活動内容

糖尿病看護の専門性を深めたい方にとって、「糖尿病看護認定看護師」は目標のひとつになります。
糖尿病看護のエキスパートとして、患者さんやご家族の療養生活を支える看護師です。

糖尿病の発症予防から合併症の管理まで、幅広い場面で活動しています。
生涯にわたってセルフケアが必要になる病気だからこそ、その人のライフスタイルや心理状態、発達段階に合わせた支援が求められます。

病棟や外来で、患者さんへの直接の支援を行うだけでなく、スタッフへの助言や教育も大切な仕事です。
さらに、地域の方に向けた啓蒙活動にも取り組んでいます。

この章では、活動の内容と、関連する資格を紹介します。

療養支援・教育・啓蒙活動の3つの柱

糖尿病看護認定看護師の活動には、療養支援、教育、啓蒙活動があります。

柱 主な活動の例
療養支援 生活習慣の振り返り、生活環境の整備、インスリン導入や血糖測定の指導、フットケア指導、栄養・運動・薬物に関する指導
教育 糖尿病教室の企画・運営、スタッフへの指導(インスリン注射指導など)、機器に関する相談、研修会や学会の企画・案内
啓蒙活動 市民公開の相談会や講座、情報提供

療養支援では、外来や病棟で、患者さんの日常生活を一緒に振り返りながら、治療がうまく進むための取り組みを考えます。
インスリンや血糖測定の手技の説明と確認、CGMのデータをもとにした低血糖や血糖変動の確認なども行われています。

1型糖尿病の患者さんへのインスリンポンプの導入や、妊娠糖尿病の患者さんへの療養相談を担当する例もあります。
合併症の重症化予防として、フットケア外来や透析予防に取り組んでいる施設もあります。

教育では、患者さんやご家族向けの糖尿病教室の運営に加え、院内スタッフへの勉強会も行われています。
新人看護師さんが、現場で困ったときに相談できる存在でもあります。

啓蒙活動では、地域の方を対象にした講座や相談会を通じて、糖尿病に関する正しい知識を届けています。
医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師など、多職種のチームで取り組む例も紹介されています。

糖尿病の医療や機器は日々進んでいます。
認定看護師は、最新の情報を学び続け、患者さんやご家族に提供することも大切な役割としています。

糖尿病療養指導士など関連する資格

糖尿病看護に関わる資格として、認定看護師のほかに「糖尿病療養指導士」があります。

資料では、日本糖尿病療養指導士や、地域の糖尿病相談員の資格を持つスタッフが、多職種チームの一員として活躍している例が紹介されています。
看護師だけでなく、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師などの職種も、チームで療養を支えています。

資格の取得条件や手順は、実施団体の最新の案内によって変わることがあります。
受験や申請を考えるときは、必ず公式の情報を確認してください。

糖尿病看護を学び始めた段階では、次のようなステップで考えるとイメージしやすくなります。

  1. まずは病棟や外来で、基本的な観察と指導を経験する
  2. 院内の糖尿病教室や、勉強会に参加してみる
  3. 糖尿病療養指導士など、関連資格について情報を集める
  4. 興味が深まったら、認定看護師を目指す道も検討する

資格は、ゴールではなく、患者さんの療養を支えるための手段のひとつです。
資格がなくても、日々の観察や声かけで、患者さんの力になれる場面はたくさんあります。

糖尿病看護は、病型・合併症・治療・観察・指導がつながった、奥の深い分野です。
まずは基本を押さえ、患者さんの思いに耳を傾けることから始めてみましょう。
わからないことがあれば、先輩看護師や認定看護師に相談しながら、一歩ずつ経験を重ねていけば大丈夫です。