看護師ミカ こんにちは、現役看護師のミカです。

今回は、『胃腸炎の治療方法は?薬や点滴など治療費はいくらかかる?』というタイトルでお送りします。


胃腸炎にかかっても、軽い症状であれば、病院には行かずに自力で治す人もいるかもしれません。

体力もあって、自力で治せればいいのですが、胃腸炎が悪化してしまうと脱水症にもなりやすいので、我慢せずに、早めに受診したほうがいい時もあります。

胃腸炎の治療方法

今回は、

  • 胃腸炎の治療方法
  • 胃腸炎の治療で使用される薬や点滴などの費用(治療費)

について紹介したいと思います。

まず最初に、胃腸炎の治療方法から説明します(^^)



スポンサーリンク

 

胃腸炎の治療方法は?

胃腸炎の原因となるのは「ウィルス」と「細菌」です。
 

 

そして、胃腸炎の治療方法は、ウィルスと細菌によって少し変わってきますので、分けて説明したいと思います。

それでは、ウィルス性胃腸炎の治療方法から説明します。

ウィルス性胃腸炎の治療方法は?

ウィルス性胃腸炎の治療方法というのは、基本的には「対症療法(たいしょうりょうほう)」となります。

「対症療法」というのは、原因となるとなるウィルスを退治するのではなくて、そのウィルスが引き起こす症状に対して、その症状を和らげながら、治していくことを言います。

ウィルス性胃腸炎の場合、原因となるのはノロウィルスやロタウィルスですが、それらのウィルスに効果のあるお薬がないので、対症療法になるのです。

では、どのような対症療法が行われるのでしょうか。
 

ウィルス性胃腸炎に対する対症療法は、とにかく「安静」にして休養し、ウィルスがいなくなるのを待って、症状が改善されるのを待つ事となります。

そして、ウィルス感染によって起きた症状のうちでひどいものに関しては、お薬を使って軽くしてあげることです。

胃腸炎の症状として、よくあるのは嘔吐(おうと)と下痢です。

例えば、吐き気が強ければ吐き気止めのお薬を使います。

胃腸炎を薬で治療

しかし、下痢に関しては、本来は下痢を止めるお薬を使用したいところですが、それは極力使いません。

何故なら、ウィルスは便と一緒に体外に排泄していくからです。

それを、お薬でむやみに止めてしまうと、ウィルスが腸管の中から出ていかず、症状がなかなか回復しない恐れがあります。

ですので、もし使うとすれば、下痢を止めるものではなくて、整腸剤などのお腹の調子を整えるようなお薬が処方されることはあります。
 

そして、一番、注意して頂きたいのが「脱水症」です。

嘔吐や下痢で、身体から電解質(ナトリウム・カリウム・カルシウムなど)が少なくなってしまうと、そのバランスを崩して脱水症となります。

それがひどくなると、命に関わる危険な状態になります。

脱水症というのは、身体から水分と塩分が失われた状態です。

ただ単に水だけを飲んでいても、余計に塩分などの濃度は薄まるだけでバランスが崩れてしまいます。

もし、嘔吐もそれほどひどくなくて、水分が口から摂取できるようなら、経口補水液など電解質バランスを考えた飲み物を補給してゆっくり休養します。

経口補水液で胃腸炎の治療

飲んでも吐いてしまうなどの症状であれば、なるべく脱水症の症状(頭痛・めまい・意識が遠のくなど)が出る前に受診が必要です。

その場合の治療方法としては、やはり点滴になります。

胃腸炎の治療方法 点滴

点滴は、だいたい1000~1500CCほど入れることが多いです。最低でも1日に摂取したい水分量です。

点滴の内容は、電解質バランスを考えて、ナトリウムやカリウムなどを入れて調整します。

この点滴の処置は、基本的には外来でできて、入院する必要はないです。

でも、もし胃腸炎の症状も強く、脱水状態がひどくて、数日間点滴をしたほうが改善が早いと判断されれば、入院を勧められることもあります。

それは、その時の身体の状態と、先生の判断によります。

では次に、食中毒でもある細菌性胃腸炎の治療方法について説明します。

細菌性胃腸炎の治療方法は?

細菌性胃腸炎の原因となるものは細菌です。

細菌に対する治療には、抗生物質のお薬が効きます。

細菌性胃腸炎の治療方法 抗生物質のお薬

でも、抗生物質が効くまでにどうしても、つらい症状があってそれを抑えたいというのであれば、やはり対症療法となります。

高熱があれば解熱剤の使用、吐き気が強いなら吐き気止めを使います。

そして、注意すべきは、やはりウィルス性胃腸炎と同様で、脱水症です。

下痢と嘔吐による脱水症の悪化は、本当に命の危険を伴います。

ですので、その場合には早めに点滴治療を受けます。


スポンサーリンク

胃腸炎の治療費はいくら?

次に、胃腸炎にかかって、薬を処方された場合、そして点滴治療を受けた場合の治療費について説明します(^^)

まず、胃腸炎にかかって医療機関を受診した場合、お薬を処方してもらった際の治療費から説明します。

処方されるお薬にかかる治療費は?

胃腸炎で医療機関を受診した場合に、お薬を出してもらったらその治療費はいくらかかるのでしょうか。

例えば、薬の種類や数などは、先生の判断なのではっきりはわかりませんが、整腸剤や吐き気止めなどは処方されても計2~3種類だと思います。

そして、初診(前回受診してから1ヶ月以上経つこと)であれば、初診料がかかります。

そこに、処方せん料などがかかって、3割負担でだいたい1500~3000円くらいの治療費がかかってきます。

これは、医療機関によって変わってきます。

また、医師の判断で何か検査を施行すれば、もちろん費用は変わってきます。

では、点滴治療を受けた場合の治療費はどうなるのでしょうか。

点滴にかかる治療費は?

胃腸炎で点滴治療を受けた場合、そこに初診料などが加われば、3割負担でおよそ2000~4000円でしょう。

この場合、点滴は1000~1500mlくらいは入れると思いますので、それを含めた計算です。

脱水状態であれば、点滴の中に、ビタミン剤やブドウ糖などを入れるかもしれません。

必要であれば、採血検査なども加わったり、内服薬が増えたりする可能性もあります。

なので、費用はその時の身体の状態によって、この費用の予想を超えてくるかもしれません。

まとめ

今回は胃腸炎にかかった場合の治療方法、そして薬や点滴などの治療を受けた場合の治療費について説明してきました。

胃腸炎の治療方法のなかで、基本はやはり安静です。

そして治療を受けるにあたって注意すべきは、脱水症の悪化です。

あまり薬に頼らなくても、自然に回復していくことが多い病気ではありますが、軽い症状がいつの間にか

重症になることもあります。

十分、胃腸炎の症状の変化には注意して、なにかあれば早めに受診して治療を受けましょう。